■北福地(きたふくち)分館
北福地区は、区民約960名の富県地区で一番大きな行政区です。北福地分館では、分館長と主事2名が、地区役員の皆さんに助言や協力をいただきながら分館事業に取り組んでおります。また公民館だよりを発行し、分館事業の広報や参加の呼びかけ、本館事業や区行事等への参加や協力等も行っています。
今年度、分館行事として、6月には区内の小学生を対象に楽しいひとときを過ごしてもらう「こどもの集い」、7月には3年目を迎える「切り絵教室」、8月にはゲームや花火などを区民皆で楽しむ「北福地夏まつり」、9月には対象者全員に記念品を配布し演芸等を楽しむ「敬老会」を計画しています。
「切り絵教室」では、浦野栄一(うらのえいいち)先生に教わりながら動物や観音様、アサガオなど植物の切り絵を作成します。令和5年度は、約15名の参加者が集まり、3回の教室を行いました。回を重ねるごとに切り絵が上達し、参加者の方からは、「よい作品ができ、やってよかった」「もっと多くの作品を作ってみたい」という感想が聞かれ、その力作を富県地区文化祭に出品しました。
また、北福地区内には「民俗芸能保存会」「木遣り保存会」「富県正調伊那節北福地保存会」といった伝統文化の継承に取り組んでいる団体や、「卓球クラブ」など楽しみながら運動をしている団体もあります。分館ではこうした団体のお手伝いを行い、その活動を盛り上げていきたいと思います。
時の流れとともに生活様式も多様化し、大勢の人々が一堂に会することの難しさを感じる昨今です。よき伝統を守りながら、時代の変化にそった対応を考え、よりよい分館活動を行いたいと思います。
北福地分館長 大槻一弘(おおつきかずひろ)
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