■自分が思い描く世界をアートで表現
富県在住 田中芳幸(たなかよしゆき)さん(45歳)
障害者多機能型事業所ゆめわーくに通う、田中芳幸さん。日々、企業から受託した部品の組み立てなどの細かい仕事を、丁寧に取り組んでいます。
そんな芳幸さんは、仕事の合間にアート活動として、絵を描いています。芳幸さんが色鉛筆を使って描く絵の特徴は、何といっても色彩豊かなところです。また、絵の中心には、微笑んでいる人が描かれていることが多く、それは、いつも穏やかにゆめわーくで過ごす芳幸さんの優しい人柄を表しているかのようです。芳幸さんが生み出す世界は、利用者や職員のみならず多くの人を魅了します。今年の「ザワメキアート展2024ネイチャーインアウト」という企画では、県内から選ばれたザワメキアーティストの一員として作品が展示されました。
芳幸さんの自席の前には、相田みつをさんの「ただいるだけで」という詩が飾ってあります。詩の中に「あなたがそこにただいるだけで、みんなのこころがやすらぐ」という一節があります。芳幸さんと関わったり、生み出した世界に触れたりすることで、多くの人達の心にやすらぎをプレゼントしてくれています。
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