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議会だより-12月伊那市議会定例会 一般質問から(5)

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長野県伊那市

■二瓶裕史(にへいひろし)
▽そばの振興について
問:(1)そば振興についての考えは。(2)そば文化について、小学生のうちから学ぶことが重要では。
答:
・市長…(1)入野谷在来そばなどの地域特有品種の復活など、ストーリー性をもって取り組んでおり、農業者の育成など支援を強化している。また地域の活性化も期待されているので、今後はさらに蕎麦店を増やす取組みをしていく。
・教育長…(2)郷土愛を育むため、そばに限らず郷土食を大切にする取組みをしていきたい。

▽体育館・体育施設へのエアコン設置について
問:(1)小中学校体育館に対する計画的な空調設備設置の検討を。(2)武道館へ空調設備設置を。
答:市長…(1)施設整備の全体を見る中で検討していきたい。(2)弓道場は、西日対策など検討する。柔道場などについては、施設の大規模改修に合わせた検討が必要になる。

▽防災備蓄品の充実について
問:大規模災害は発災した際、国による支援を受けるまでの3日間をしのがなくてはならないが。
答:市長…自主防災組織・ボランティア、企業や団体の皆さんと連携しながら被災者支援の体制づくりを進めている。

■吉田浩之(よしだひろゆき)
▽医師不足対策について
問:皮膚科、眼科、整形外科(3診療科)の医師不足にどのように対応しているか。
答:市長…上伊那医師会や県と連携して取り組んでいく。

問:医師対象の移住相談や伊那市出身医師への声かけをしては。
答:市長…医師対象の移住相談を検討したい。

問:医師不足である3診療科の開業時に、産科と同様の支援制度を設けてはどうか。
答:市長…必要な診療科には柔軟に支援していきたい。

問:医学部進学支援に中学と高校の連携は必要ではないか。
答:教育長…高校との直接の連携はないが、中学の学習内容を確実に理解し習得することが重要。

▽大学との連携について
問:信州大学や東京農業大学との連携内容とその成果は。
答:市長…両大学とは、主に農林業の分野で連携しており、それぞれ成果が出ている。

問:東京藝術大学や他大学との連携協定締結の考えは。
答:市長…東京藝術大学には、2年後の交流40周年に向けて、さらなる連携を申し入れている。

問:日本福祉大学との協定で、自治体推薦枠を確保したらどうか。
答:市長…有効な取組みと考え、連携協定を検討したい。

■伊藤(いとう)のり子(こ)
▽伊那市の地質遺産と伊那弥生ケ丘高校の貴重な財産の保存活用について
問:市には、大正12年に赤石山脈で行われた地質調査により発見されたマンガン鉱や、平成28年の調査で発見された旧坑道の入り口や石積みなどの関連遺構(「大裕鉱山」)がある。また、かつて海底にあったマンガンが、隆起などにより南アルプスの山中に存在している。このような地質史や産業の記録を、伊那市の文化財に指定する考えはあるか。
答:教育長…今後、検討していきたい。

問:大正12年の地質調査に講師として参加された八木貞助先生は、伊那弥生ケ丘高校の前身である伊那高等女学校の第3代校長を務める傍ら、著名な学者でもあった。校内には八木校長が集めた貴重な岩石や鉱物の入った展示ケースがある。また正門の銀杏並木も、八木校長の植樹計画によるものである。慰霊碑は、学徒動員により戦死した友を悼み建立された戦争遺産。管理棟は、市内の大切な資料の保存に活用していただくことを要望する。
答:市長…県の所有であるが、伊那弥生ケ丘高校の将来活用の中で、しっかりと議論をして、市からも県に要望する。

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