■白鳥敏明(しろとりとしあき)
▽空家等対策計画の進捗状況と今後の対応について
問:令和5年度末所有者不明の空家件数、固定資産税徴収状況と未徴収への対応状況は。
答:市民生活部長…管理不全空家は276件で、所有者不明は53件。そのうち賦課徴収は20件、相続放棄で課税不可は8件、所有者所在不明は16件、空家が古く免税点未満が9件である。所有者が死亡した場合、相続人代表者の早期指定依頼や、納税義務者として相続人確定のため、所有者および親族などの戸籍による相続人調査や、裁判所に対する相続放棄有無の確認、相続財産清算人の選定などの調査を行っている。
問:美篶の物件は特定空家等判定票で何点か。また何点以上が特定空家の指定となるのか。
答:
・市長…美篶の物件は点数にかかわらず、一般常識から見ても特定空家の対象となるべき物件と思う。
・建設部長…令和3年度末指定の特定空家は総合点で168点。美篶の物件は130点で17物件中4位の結果であった。
問:美篶の所有者不明の管理不全空家への今後の対応は。
答:市長…家屋所有者の特定に到っていないが、土地所有者は判明しており、これを手掛かりにして家屋所有者を調べている。それでも不明の場合は特定空家に指定し、相続財産清算人の手続きを進めていく。早急に対応しなければいけない
■小林眞由美(こばやしまゆみ)
▽産後ケア事業について
問:産後の母子支援、伊那市産後ケア事業を利用しやすくするための見直しを。
答:保健福祉部長…令和6年度から利用希望者本人の申請のみで利用することができる。より良い支援のために利用申請書への記入にご協力をお願いしたい。理由欄の記入については丁寧に対応し、利用の妨げとならないよう配慮していく。
問:産後ケア事業利用者負担の軽減拡充と事業普及促進、産後の心身の不安を解消していくための施策として、今年度、伊那市協働のまちづくり交付金事業として実施している上伊那助産師会主催の産後ケア事業の集団型デイサービス「産後のママのリフレッシュタイム」を継続的に実施できるよう検討を。
答:
・市長…良い制度だと思う。予算、開催回数、看護大学との連携など総合的に考えて、さらに充実した事業となるよう、来年度に向けて早急に見直しをかけたい。
・保健福祉部長…現在、利用者負担割合は3割。令和6年度から課税世帯1回2500円(5回まで)、非課税世帯1回5000円(5回まで)の追加補助で利用者負担軽減を図っている。国が来年度に向けて産後ケアを拡充事業としており、県の負担4分の1が導入される予定。今後、個人負担割合について検討し、より利用しやすい事業としたい。
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