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公民館報いな-特集 各地区の桜スポットの紹介(2)

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長野県伊那市

■6・7.西箕輪の分館に咲く桜[西箕輪公民館]
西箕輪には7つの分館があり、どの分館も、昭和23年に地域づくりの中心施設として開館しました。そして、いずれの分館にも桜の木があり(中条区は旧公民館)春になると、敷地内のどこかで開花を迎えます。桜を通して、分館の変遷やその地に建設された意味、地域の皆さんの分館に寄せる願いなどに思いを馳せることができます。2つの分館について紹介します。
大萱公民館は、昭和25年に現在地に移転され、昭和48年には、公民館として全面改装・独立。
大泉新田公民館は、より優しい施設として平成18年、この地に移転・建設。三代目の公民館。
分館に集う大人も子どもも見つめてきた桜は、大きく成長し、今年も各分館を包んでいます。

■8.宮の原のしだれ桜[西春近公民館]
伊那スキーリゾートの下、西春近北小学校の南西約700mに立つしだれ桜。樹齢120年とも150年とも言われる古木です。西春近にある信盛寺(日蓮正宗)が明治13年に開基した際に、総本山大石寺(静岡県)から苗木を送られたという由緒ある桜で、樹齢150年というのもうなずけます。
市道が通ることで、、道路側の枝が切られ、一段低い東側の田んぼに大きく枝を垂らす現在のたたずまいになりました。いろいろ角度を変えてみると、それぞれに違う表情を見せてくれ、どこから見ても見飽きないしだれ桜です。
桜のシーズンともなると来訪者が全国からあり、コロナ禍前には一日に100人とも200人ともということもあったとか。開花は高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラと同じ頃です。ぜひ一度、お出かけください。

■9.高遠山室(やまむろ)に咲く桜[高遠町公民館]
もうすぐ温かな春を迎えます。長谷非持から山室川沿いに点々と咲く桜を楽しみながらドライブをしてみませんか。
非持から車を走らせたところにある原遺跡は、山室川の支流で、東側の山麓より流れ出る宮沢川の扇状地に位置しています。この原遺跡の近くにある記念碑のところに見事なコヒガンザクラが咲いています。ここでまず車を止め、月蔵山をバックに桜と一緒に記念撮影。
ここより上流に車を走らせると、春が訪れた山室川を覗き込むように、点々と桜が咲き、川面に映す花の影がドライバーの目を楽しませてくれます。お気に入りの場所で車を止め、蘇った周囲の緑や水の音を楽しみながら、ひっそりと開花している桜を楽しむことができます。多くの人が見る桜だけでなく、自分の桜を自分の目で見つけませんか。

■10.桑田薬師堂(くわだやくしどう)の枝垂桜(しだれざくら)[長谷公民館]
長谷総合支所前の市道を黒河内方面に向けて900メートル程進むと左手に大きな枝垂桜が見えてきます。そこが桑田薬師堂です。
この堂の境内(けいだい)には枝垂桜が2本あり、幹の大部分が朽ち果てた小さなほうの枝垂桜が「桑田薬師堂の枝垂桜」として市の天然記念物に指定されています。
説明板には「推定樹齢は千年に近い」と書かれていますが、数百年という説もあり、実際の樹齢は不明です。かつては県の天然記念物にも指定されていました。
樹勢(じゅせい)はかなり衰えていますが、毎年4月になると見事な花を咲かせ、道行く人を楽しませてくれます。

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