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INA輝き人ファイル No.57 伊那弥生ヶ丘高校ダンス部

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長野県伊那市

伊那弥生ヶ丘高校ダンス部
令和7年1月11日に行われた第16回全国高等学校ダンスドリル冬季大会で、9チームが出場したHIPHOP女子(Medium)部門に、2年生12人のチームで出場し、初優勝。全国大会出場は6回目。現在、1年生と2年生の部員は23人で、練習は土日のどちらか1日を含む週5回。外部講師takumiさんを週1回招き、ダンスの技術向上に努める。各種の大会に出場し優秀な成績をおさめているほか、「地域貢献」にも力を入れており、地元の伊那で行われている行事や御嶽山噴火の被災地支援として木曽ダンスフェスタにも出場。

■笑いの絶えない仲の良さをチーム力につなげる
“優勝する”。部長の赤須さんは目標を言葉にしてチームで共有。強い気持ちで臨んだ全国大会で、その言葉どおり、見事に優勝を果たしました。
5歳からダンスを始め、地元のスタジオでレッスンを続けてきた赤須さん、入学前から抱いていた「弥生のダンス部で踊りたい」という思いで高校からダンスを始めた副部長の原さん、守屋さんなど、部員のダンス経験はさまざまです。「悔しかった」と口を揃えて語るのは、1年生の時に大人数編成のLarge(ラージ)で出場するも、甲信越大会で敗れ、全国大会に進めなかった思い出です。
そんなチームを赤須さんは「効率よく練習し、全員でレベルを上げる」という方針でまとめてきました。筋トレや基礎練習を大切にすることはもちろん、本番に向けて2分15秒の演技(ダンス)を何度も何度も動画で撮影し、全員で互いの動きを確認し、指摘し合い、ズレがなくなるよう修正を繰り返しました。
プレッシャーのかかる全国大会の晴れ舞台では「振りを合わせること、立ち位置をずらさないようにすること、表情を意識すること」に集中し、「絶対、優勝」の思いでチーム一丸となってパフォーマンスをしました。優勝という最高の結果に正直驚きもあったそうですが、「部長として悩み、努力した結果が報われて嬉しかった」と赤須さん。また、後日届いた審査結果では、意識して取り組んだチームワークや表情が評価されており、自分たちのダンスが「伝わった」ことも喜びとなりました。
「毎日会っていても話題が尽きなくて楽しい」「それぞれの個性も認め、先輩後輩の分け隔てなく仲が良い」「笑いが絶えないが、しっかりダンスする」という言葉からダンス部の仲の良さが伝わってきます。三人は将来もダンスに関わっていきたいと希望を持ち、ダンスを続けていて感じた「楽しさも悔しさも宝物」と前を向いています。踊った経験があってもなくても、ダンスを通してコミュニケーションをとり、この地域がダンスで盛り上がっていく未来を語ってくれました。

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