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自治体の皆さまへ

特集 身近に迫る地球温暖化(2)

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長野県塩尻市

■家族で省エネ
~エコ展参加者に家庭での取り組みについて聞きました~
毎日継続。無理なく楽しく環境に優しい生活を
柳澤和也さん・恵さん・諒平さん・葉奈さん(堅石)

◇お家で・個人でできる省エネ10カ条
(1)人がいない部屋は電気を消す
(2)手洗いうがいなどの時に水を出しっぱなしにしない
(3)冷暖房を使用するときは窓の開閉を少なくする
(4)夏はレースのカーテンやすだれなどで日差しを遮る
(5)外出時は昼間でもカーテンを閉める
(6)室外機の周りに物を置かない
(7)小まめにエアコンフィルターを掃除する
(8)電気カーペットなどの下に断熱マットを敷く
(9)車の運転はふんわりアクセル、早めのアクセルオフ
(10)徒歩、自転車、公共交通機関を利用する

家庭では、環境に優しい小さな行動を無理なく楽しく、毎日継続できるように工夫しています。例えば、買い物の時は必ず家族一人ひとりがマイエコバッグを持つようにしています。洗剤や、シャンプーは詰め替え用を選んでごみが少なくなるように考えています。お家の中でもいくつか省エネルギー対策をしており、特に電気やテレビについては、家族一丸となって取り組んでいます。使わない電気やテレビは消したり、暖房や冷房を使っている時はドアを閉めたりするなど、日々の積み重ねで子どもたちも率先して行動してくれるようになりました。その他にも、エアコンと換気扇はフィルターなどにほこりが付いてしまうと、風が出にくくなり余計に電力を使ってしまうため、季節が変わる前に掃除をして効率良く使用できるようにしています。よく使用するリビングや洗面所の電気は、自分たちでLEDライトに付け替えて、省エネに取り組んでいます。最近、冷蔵庫や洗濯機が10年経って壊れてしまいました。新しく購入した家電は、省エネ家電を選ぶように心掛けました。
現在、物価高騰やテレワークの影響で、家庭の電気代が全体的に上がっています。夏はエアコンの設定温度を上げるなど、さらに工夫をするようにしています。今後も、親だけで取り組むのではなく、子どもにも伝えながら、家族の中でお互いに気にし合ったり話し合ったりして、意識を高めていきたいと思います。

■物を大切に。身近な物が大切なおもちゃに変身!
野村日菜詩(ひなた)さん (野村)
絵を描くことや、工作が好きでエコ展の工作教室に参加しました。家では、「部屋を使わないときは電気を消す」「見ないテレビは消す」などのお家ルールをしっかり守っています。工作が好きなので、スーパーなどでもらってきた段ボールを使って、自分でおもちゃを作っています。妹のランドセルや、ロボット、秘密基地にする家など今までにたくさん作りました。出来上がっているおもちゃではなく、あるものを利用して自分で自分のおもちゃを作るのが楽しいです。いろいろと考えたり、付け足したりして作ったおもちゃはきょうだいも使って遊んでくれています。
お家では、家族みんなが物を大事にし、使えるものは形を変えて使っています。今日のショートパンツもおばあちゃんがお母さんの服を作り直してくれたものです。私もたまに縫うことを教わって、友達の誕生日プレゼントを作っています。これからも、周りの物をできるだけ長く使えるように大切にしていきたいです。

■未来の地球のために―
塩尻市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を改定しました
本市では、地球温暖化の防止に向け、平成27年3月に「塩尻市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を策定し、市内全域における温室効果ガス削減に向けた取り組みを進めてきました。我が国においても、「地球温暖化対策計画」が閣議決定され、令和12年度までに、温室効果ガスを平成25年度比で46%削減を目指し、さらに50%の高みに向けて挑戦し続けることを表明しています。また、県により「長野県ゼロカーボン戦略」が策定され、さまざまな取り組みが進められています。本市においても、令和5年7月に「塩尻市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」を改定し、令和32年度のゼロカーボンの実現を目指していきます。実現には、市民の皆さんの協力が必要不可欠です。未来の地球を守るため、まずは一人ひとりが生活の中で環境に優しい行動を心掛けていきましょう。

◇市内における二酸化炭素排出量の推移

◇二酸化炭素の削減目標(平成25年度比)
短期目標:令和12年度までに57%以上削減
長期目標:令和32年度までにゼロカーボン

◇削減するために進めていくこと
(1)省資源・省エネルギーの推進
トップランナー製品を選ぶことや、ライフスタイルの見直しにより省エネ活動を推進します。
(2)再生可能エネルギーの利用促進
太陽光発電設備の導入や、木質バイオマスの利用を推進します。
(3)循環型社会の形成
ごみの減量やリサイクルなどに取り組み、環境負荷を低減します。
(4)地域環境の整備および改善
二酸化炭素の吸収源となる身近な緑を守るため、適切に整備します。

■私たちもやっている!
高校生広報アドバイザーのエコ活
行政広報の堅苦しさを突破するために、令和5年度高校生広報アドバイザーに就任した市内3校の高校生の皆さんに、取り組んでいる「エコ活」について聞きました。高校生ならではの活動、皆さんも生活に取り入れてみませんか。
・牛乳パックなどリサイクルできる物はごみに出すのではなく分別する習慣が身に付いています
長野県塩尻志学館高等学校2年 要明幸樹さん
・学校への通学や普段の移動は公共交通機関である電車を使っています
長野県田川高等学校3年 片桐尚紀さん
・環境衛生委員会ではペットボトル再利用のためラベルとキャップの分別を全校に呼び掛けています
東京都市大学塩尻高等学校2年 カンポス紗智さん

問合せ:生活環境課 環境係
【電話】0263-52-0280 内線1117

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