■ワイナリー設立を目指し、夫婦二人三脚で
[チャールズ・ローレンスさん、鳴澤 佳生子さん(南内田)]
令和2年春から、片丘地区でワイン用のブドウ栽培を始めたお二人。元々はワインバーでワインを提供する側だったチャールズさんですが、だんだん造る側へと心引かれていき、オーストラリアなどで修業した後、縁あって片丘の地でブドウ栽培を始めました。チャールズさんの影響で農園を借り、野菜栽培を通じて農業を経験した佳生子さんは、塩尻ワイン大学の第2期卒業生でもあります。
2人の知識と経験をあわせ、化学肥料や農薬は使わずに自然栽培にこだわって作ったブドウを、気の合う宮城県のワイナリーに委託し、昨年初めてワインを醸造。「素材本来の味を楽しんでほしい」と佳生子さんは話します。2年後には自宅前にワイナリーを設立予定で、今年から国外への輸出も始めて販路を広げます。
チャールズさんは日本に戻りブドウ栽培を始めた理由を、「大好きな家族と一緒にいたいから」と笑顔で話します。取材中も終始仲良しなお二人。そんな二人の造るワインは愛が詰まったすてきな味がしそうですね。
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