気温が下がり、ストーブなどの暖房器具を使用する機会が増えてきています。令和5年の県内におけるストーブが原因で発生した火災の件数は31件となっています。ストーブが原因といっても、出火に至る経過はさまざまであるため、代表的な事例を紹介します。正しい使用方法を再確認し、安全にストーブを使用しましょう。
■事例の紹介
◇給油口キャップの締め忘れおよび締め付け不良による引火
給油口キャップの締め方が不十分だったなどで、灯油が漏れて引火した事例があります。給油後は給油口キャップをしっかりと締め、灯油が漏れないことを確認してから本体にセットしましょう。
◇ガソリンの誤給油により出火
ガソリンを誤って給油した場合、たとえ少量の混入であっても火災が生じるおそれがあります。灯油は灯油用ポリタンクなどの専用容器に入れ、ガソリンは消防法に適合した金属製のガソリン携行缶に入れて保管し、混同しないようにしましょう。
◇付近にあった衣類などに着火
ストーブ周辺に布団や衣類などを置いたり、カーテンの近くにストーブを置いたりすると、放射熱による加熱や高温部への接触によって、火災のおそれがあります。また、ストーブの上で衣類を乾燥させると、乾燥して軽くなった衣類があおられて落下し、高温部に接触することがあります。このような使用は絶対に避けましょう。
問合せ:
塩尻消防署【電話】54-0119
広丘消防署【電話】54-3010
木曽消防署北分署(楢川地区)【電話】0264-36-3119
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