■続きが読みたくなるように伝えたい。目標は全国優勝
[横沢 たまきさん(上田)]
昨年11月に行われたお薦めの本の魅力を語る書評合戦「ビブリオバトル」の「高校・中学ビブリオ長野県大会」に出場し、中学部門で優勝した横沢さん。
先輩に勧められた本が面白かったことがきっかけで、大会では短編集「ZOO」(乙一著)から一人の男とロボットの物語を紹介しました。横沢さんは「聞いている人たちが、伝えたい部分で反応してくれると私の思いが伝わっているんだなと感じ、うれしくなります」とビブリオの魅力について話します。原稿を作る時は「続きが読みたくなるようにどこまであらすじを話すかや、伝えたいことのどこを抜き取って話すかを悩む」と、伝え方の工夫や難しさを話す横沢さん。本の紹介を聞いた人が、そのシーンを映像として頭でイメージしてもらえるように心掛けているという横沢さんは、「面白い本にたくさん出合えて、本にあまり興味がない人でも聞いているだけで楽しめる」と語ります。
3月24日(日)に行われる全国大会に向け、「聞く人が物語に引き込まれ、楽しんでもらえるような原稿作りを意識し発表に挑みたい」と優勝を目指し意気込みます。
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