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自治体の皆さまへ

保健師だより

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長野県天龍村

■熱中症を予防しましょう
高温多湿の日本の夏。熱中症が多く発生する時季がきました。近年、異常気象で夏の気温が高いことまた、人間の体温調節能力が弱まっていることなどが原因で熱中症が急増しています。

◇熱中症対策の注意点
1 子ども
(1)顔色が赤く、ひどく汗をかいている場合は、身体の深部体温がかなり上昇しています。涼しい場所で水分補給させ十分休ませます。
(2)のどが渇いたら適度に水が飲めるように大人が教え、子どもに適切な飲水行動を学習させましょう。
(3)日頃から適度に外遊びをさせ、子どもが暑さに慣れておくことが大切です。
(4)熱を逃がす涼しい服装を選び、環境に応じて衣服の着脱ができるよう、保護者や周囲の大人が配慮しましょう。
(5)特に乳幼児は体温調節機能が発達していないうえ、暑いと訴えることも、自ら飲水行動をとることもできません。自動車内に子どもを残したまま大人が車を離れてはいけません。

2 高齢者
(1)加齢に伴い、体温調節機能が低下し、温度を感じる機能と汗をかく能力が衰えます。のどが渇かなくても早めに水分補給をしましょう。水分の多い夏野菜や果物、みそ汁、ゼリーなどの食事からも水分補給ができます。
(2)暑さを我慢しがちですが、高齢者は若者に比べて身体に熱がこもりやすく、体温上昇が一気に加速します。冷房を積極的に使い身体を冷やしてください。
(3)体力の衰えは、暑さに対する抵抗力も弱めるといわれます。日頃から身体を動かし、食事を摂ることで体力を維持し、体温調節能力の老化を遅らせましょう。
(4)認知機能が低下していると冷房の温度調整や水分補給が適切にできません。本人に任せず、周囲が注意て様子をよく観察し、熱中症を防ぎましょう。

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