令和5年度 産業振興に係る調査研究プロジェクト報告会開催

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村では、第6次総合計画及び第2期まち・ひと・仕事創生総合戦略の実現に向けて、村が一体となって取り組むべき様々な課題の中から、効果が大きく重要と考えられる、農業、林業、観光に関する産業振興についての調査研究を令和元年7月から実施するとともに、令和4年度からは、福祉に関するプロジェクトを加え、4つのグループに分かれて、行政主導による振興策などの仕組みを考える活動を行ってきました。
3月26日(火)に、各プロジェクトの令和5年度とこれまでの活動内容に関する報告会を開催し、当日はご多用の中、多くのみなさんにご出席をいただき、本活動に対しての貴重なご意見やご助言を賜りました。
この活動は、令和5年度を持ちまして一旦区切りとさせていただき、令和6年度からは、各チームの活動で得た知識を、職員それぞれの立場で活かしてもらう中で、課題解決に向けて取り組みをさせていただくこととしました。
これまで、ご協力を賜りましたみなさんに対しましてお礼申し上げますとともに、今後におきましても職員の活動へのご理解をお願いします。

◇農産物継承プロジェクト
今年度の農産物継承プロジェクトは、村内の農業に関わる方たちで集まる「楽農塾」を設立し、情報交換や肥料づくりなどの共同作業を行ったほかに、地産地消に向けて学校給食に規格外野菜を活用する提案や天龍村の新たな特産品「十久保南蛮」の栽培支援を行いました。
本プロジェクトは今年度をもって一旦終了となりますが、これらの活動は今後も継続していきたいと思います。

◇森林資源活用プロジェクト
木に触れ、森と親しむをテーマに、木に触れることのできる薪割りイベントを2回開催しました。普段の生活で森に囲まれた生活をしているものの、身近にある木に触れる機会が少ないため、こうした機会を通じた体験で、森林資源に興味を持つ方を増やす取り組みを実施し、延べ約60名の方に参加いただきました。
また、役場庁舎の薪ストーブの運用から、村内で薪の循環利用についての調査や検討を実施しました。

◇観光ブランディングプロジェクト
今年度の観光ブランディングプロジェクトは、主にSNSを活用した地域の話題や四季の発信、村内レストランへの新メニューの提案を行いました。
SNSによる情報発信では、天龍村を知ってもらうきっかけ作りのひとつとして、行事の風景や季節の話題、イベント告知など様々な投稿を行いました。
また、村内レストランへの新メニューの提案では、村ならではのご当地メニューを提案し、村を訪れる目的となりうる新規コンテンツの確立を目指しました。

◇福祉産業プロジェクト
今年度は天龍保育所及び社会福祉協議会(養護老人ホーム天龍荘・特別養護老人ホーム天龍荘)を視察し、それぞれの職員へ聞き取りによる課題の洗い出しを行いました。今年度をもってプロジェクトとしての活動は終了します。短期のプロジェクトでしたが、当プロジェクトの調査研究が今後の福祉産業に少しでもプラスに働くことを願っています。