電源立地地域対策交付金事業

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電源立地地域対策交付金事業を活用し、昨年度は村道屋奈瀬連地線法面防災工事、保育所運営事業、農道坂部線落石防止工事、大河内多目的集会施設落石防止工事、小中学校運営事業の5事業を実施しました。
この交付金は、ダムなどの発電施設のある市町村に交付され、天龍村には約3千万円が毎年度交付されています。

■令和5年度事業概要
(1)村道屋奈瀬連地線　法面防災工事
当路線は永年の風雨による浸食によって表面の風化が進行しており、吹付工法による安定確保が重要でありました。今回の事業を実施することで年に5〜6件ほど発生していた当該区間の落石発生のリスクを軽減し、住民の方が安心して走行できる路線となるよう、安全性の向上を図りました。

(2)保育所運営事業
保育士5名分の人件費(8ヶ月分および期末勤勉手当)を確保でき、地域格差のない質の高いサービスを提供することができました。今後も継続して保育環境の充実を図っていきます。

(3)農道坂部線　落石防止工事
農道坂部線は坂部地区内の林道虫川新野峠線と合流する生活道路、通勤道路としても重要な路線であり、本村の特徴でもある、中山間地域の傾斜地の中に設置されていることから、時期を問わず落石が発生する状況のなか、本事業で落石防止柵を増設したことで、利用者が安心安全に利用できる路線となりました。

(4)小中学校運営事業
天龍小中学校の村費講師3名(7ヶ月分および期末勤勉手当)を確保することで、複式学級が解消され、将来を担う児童・生徒のために質の高い教育の提供、特色ある教育の充実を図ることができました。

(5)大河内多目的施設　落石防止工事
大河内多目的施設裏手から落石があり、建物にも落石の衝突による破損が見られたため、当該箇所の落石防止工事を実施しました。大河内多目的施設は災害時の避難施設にも指定されている為、有事の際に住民の方が安心して使用できる施設となるよう、安全性の向上を図りました。