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年頭あいさつ

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長野県天龍村

■天龍村長 永嶺 誠一
令和7年の年頭に当たり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
村民のみなさんには、新たな希望と夢を抱きながらの新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より村政各般にわたりまして格段のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を顧みますと、元日に能登半島を中心とした大地震が発生し、翌2日には被災地に向け支援物資を運搬しようとした海上保安庁の飛行機が、着陸した日航機と衝突するという痛ましい事故が発生するなど非常にショッキングな年明けとなりました。さらに、能登地方では9月に豪雨災害が発生し、復興現場の被害が拡大するなど悲惨な状況が続きました。改めて犠牲となられたみなさんのご冥福をお祈り申し上げるとともに被災されたみなさんに心よりお見舞い申し上げます。また、被災地の1日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
地震に関しては8月に南海トラフ地震臨時情報が初めて発令されました。その後大きな揺れなどはございませんでしたが、大地震に対する備えを再確認する機会となりました。
また、昨年の夏も前年に引き続き非常に暑い日が続き、村でも初めてクーリングシェルターを設置したところです。
さらに、物価高騰などにより家計への影響が一層厳しくなったりした年でもありました。
このように異常気象による大規模な自然災害が発生したり、猛暑が続いたり、経済的に大変だったりの一年ではありましたが、幸い、天龍村におきましては大きな災害などもなく無事越年することができましたことは何よりだと思っております。
一方その中でも明るい話題もありました。パリ五輪で日本人選手が活躍したり、大リーグで大谷選手が50-50を達成し、さらにMVPに輝いたりとスポーツの世界で日本中を元気づけてくれた年でもありました。また、7月3日から新紙幣が発行され、渋沢栄一の故郷、埼玉県深谷市では大いに盛り上がったと聞いております。
天龍村におきましても、4月に施設一体型の小中併設校がスタートし、小学1年生から中学3年生までの幅広い年齢が学びあう場として、天龍村教育の新しい歴史を歩み始めました。子供たちの健やかな成長を願うものであります。関連して併設する体育館の屋根には太陽光発電設備が整備され、防災拠点としての機能も有することになりました。
また7月には、交通死亡事故ゼロの日が連続1万日を達成し、これを記念した交通安全大会を開催したところであります。また、おきよめの湯が開業30周年を迎えたり、12年に一度のドラゴンイヤーとして一年を通して様々なイベントなどを行ったりしてまいりまいた。こうしたことは、すべて村民のみなさんのご協力の上に成り立っているものであり、改めて感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
天龍村の最大の課題は、過疎化・少子高齢化の問題でございます。こうした問題は一朝一夕には解決できるものではございませんが、村民のみなさんと一緒になってそうした課題に立ち向かっていきたいと思いますし、最終的には「村民のみなさんが住んでよかったと思える村。将来にわたって希望が持てる村。」を築き上げていきたいと思っておりますので、どうか今後とも引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が天龍村にとりまして、そして村民のみなさんにとりまして幸多き年となりますよう心からご祈念申し上げまして、年頭のあいさつとさせていただきます。

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