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自治体の皆さまへ

年頭のご挨拶

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長野県小川村

小川村長
染野 隆嗣

新年明けましておめでとうございます。村民皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。日頃より、村政各事業に対しまして深いご理解とご協力を賜り心から感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、観測史上最も早い桜の開花から記録的な夏の猛暑など異常気象が報じられるなか、残念ながら全国各地で、また本村におきましても人家に被害が及ぶ災害に見舞われてしまいました。今なお村内3路線が交通規制と云った状況にあり、地域の皆様には大変ご不便をお掛けし心苦しい状況でありますが、一日も早い復旧に向け鋭意努めて参りますので、引き続いてのご協力を賜りますようお願い申し上げます。
ここ3ヵ年は、新型コロナウイルス感染症の影響により停滞していた社会経済活動でありますが、昨年5月に感染症の位置付けが「5類」に移行され、地域の伝統行事をはじめ様々なイベントが再開されるなど、ようやく従来どおりの生活を取り戻しつつある状況となりました。まだまだ多くの課題はありますが、コロナ以前と変わらない日常になることを願うところです。

現在、「第6次振興計画 後期5カ年基本計画」の策定に取り掛かっています。これまで前期の進捗状況、実施事業の経過を踏まえ、変化する社会情勢、村民ニーズ、地域要望を取り入れ、今後5カ年の計画に反映し、村の発展につながるよう策定に向け進めています。
豊かな自然環境に恵まれた小川村を、次世代を担う若者をはじめ、多くの方々に住み続けたいと感じていただける地域づくりを基本に、中長期的な展望、今後の方向性、目標を明確にし行政運営、各事業の推進に繋げて参りたいと考えています。

村道16号線(大久保~表立屋)の道路改良が県代行事業により昨年に工事着手となりました。現在、美会地区の一部が工事中でありますが、今年は大久保橋の架け替え工事に着手する予定となっています。本事業は地域の皆さんの懸案事項であり、小川アルプスラインの道路整備、桜シーズンの往来車両や生活路線として安全な道路環境の改善など効果は大きいものと考えています。

昨年の9月議会におきまして、「長野市との教育事務受託」について議決され、本年4月から長野市中条地区の学齢生徒の皆さんが、小川中学校に就学できることになりました。本村の生徒の皆さんにとりましても単に生徒数が増えるだけでなく、このことにより様々な効果、好影響がもたらされることと思います。
また、2年目を迎えた「公設学習塾(土曜おがわ未来塾)」でありますが、信州大学、関係者皆様のご支援のもと、塾生は19名、うち中条からの児童生徒も4名参加しています。
少子化が進み児童生徒数が減少傾向にありますが、こうした機会を捉え地域を越えた交流が広がるとともに、子ども達の健やかな成長を心から願っています。

少子化が進む現状は、国が直面する重要な政策課題であり、「異次元の少子化対策」が打ち出されるなか、特に子育て支援策の拡充は多くの自治体の行政課題となっています。
村の人口減少・少子化への取組みについても、経済的支援、負担軽減策など地域にあった子育てしやすい環境、教育に係る施策など、いずれも欠くことのできない重要な施策であり、併せて人口減少対策にも通じる要素も多く含んでいます。
また、村の人口減少対策の一つ「空き家バンク事業」でありますが、直近7ヶ年の売買件数は44件で空き家の登録物件があれば早い段階で契約になるケースが多く見られます。
地方での生活を望む「地方回帰」といった流れがあるなか、本村の魅力を積極的に発信し、移住定住を進めることで、人口減少の抑制に繋げていきたいと考えています。

国は、物価高騰の影響を受けた生活者や事業者に対し、地域経済の活性化、住民の経済的負担の軽減を目的に地域の実情に合せ必要な支援が実施できるよう「物価高騰地方交付金」を活用し低所得世帯への支援を実施しました。
これを受けまして、村でも引き続き効果的な支援策を講じることとし、広く村民の皆様にご利用いただける「物価高騰商品券事業」を早々に実施する予定です。村民皆様に有効にご利用いただければと思います。
迎えた輝かしい新年が、村民皆様にとりまして幸多き素晴らしい年となりますよう、心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

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