令和5年12月9日(土)14時00分~15時30分
かつてその生涯を保健婦養成と指導に心血を注いだ佐久穂町下畑出身の公衆衛生学者がいた。
小宮山新一先生は1905年に生まれ、野沢中学、松本高校、東大医学部に進学し、在学中に治安維持法により逮捕退学となった。東大に復学後、労働科学研究所に入所し、農村保健調査を行った。その後全国協同保健協会で保健婦養成を始めた。これは全国の農協単協に保健婦を配置する壮大なものであった。1941年佐久病院の設立においても指導している。
再び治安維持法により逮捕され1年拘留された。戦後は北信病院院長、川崎市高津保健所長として保健婦活動に大きな影響を残し、1967年に病没した。
受講料:200円(大学生以下無料)
※事前予約制
講師:須田秀俊先生
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