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熱い共育人 vol.75

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長野県小海町

小海中学校 美術科 赤羽雄太

昨年度の4月に小海中学校に赴任した赤羽雄太です。専門教科は美術科です。
突然ですが、皆さんは、長野県の美術館数が日本一であるということをご存知ですか?日本にある約1000館の美術館のうち、約100館はこの長野県にあります。その中でも、私の特にお気に入りの美術館が、他でもない小海町高原美術館です。一眼見ただけで魅了される洗練された造形の小海町高原美術館。設計者は、世界的に有名な安藤忠雄氏です。
氏は著書『安藤忠雄とその記憶』(講談社ビーシー、2013年)の中で、「これからグローバル化する一方であるだろう新しい時代の社会で闘って、仕事がないならば自分でつくるという気概で、生き抜いていくしかない。(中略)そのためには、次代を担う子どもたちを飼いならして野生を殺すような教育を改め、個人がつねに考えて生きる緊張感を社会が取り戻さないといけない」と述べています。
この文章が書かれてから10年ほど経ちますが、超高齢化と少子化、度重なる災害、経済の低迷、そして人工知能の登場による仕事の自動化など様々な課題に直面する今、氏の言葉は私の心により鋭く刺さります。
現代社会は、物事の不確実性が高く、将来の予測が困難であると言われます。そのような状況の中で、私達はいかにして未来を切り拓いていけばよいのか。小海という素晴らしい環境の中で、生徒とともに考えながら、日々学びを深めていきたいと思います。

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