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小海の自然 山菜(19)

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長野県小海町

文:故 畠山久紀

《ハリエンジュ(ニセアカシア)》
マメ科
5月下旬~6月中旬

明治初期に渡来した北米原産の落葉高木。高さは約15mになり、樹皮は縦に裂ける。托葉はしばしば刺となって残り、冬芽はこの刺の中央の葉痕に隠れている。葉は長さ12~25cmの奇数羽根状複葉で、小葉は3~9対あり、長さ2~5cmの楕円形で先端はわずかにへこみ、微突起がある。5~6月、本年枝の葉わきに長さ10~15cmの総状花序を垂らし、長さ1.8~2cmで芳香のある白い螺形花を開く。豆果は長さ5~10cmの線状長楕円形。

■食べ方
花を生のまま天ぷらにする。
花をサッと塩ゆでし水にさらし、水をかたく絞ってから、二杯酢、三杯酢で食べる。かたく絞ったものをビンにつめ、すし酢をひたひたまで入れておけば、冷蔵庫で長期保存できる。

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