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アイラブ小海 私のひとりごと(232)

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長野県小海町

大畑 長谷川達也

私は二〇二一年四月十六日に東京から小海町に移住してきました。四月十六日は「Boys, be ambitiousの日(少年よ大志を抱けの日)」です。クラーク博士の残した有名な言葉ですね。自分のワインを造りたいという大志を抱いてこの日を移住日に選びました。私が移住した当初は小海町に植わっているぶどうは三〇〇本。二〇二四年七月現在では六〇〇〇本を超えています。今後さらにワインの生産者が増えてくれるよう、町の至る所にワイン用ぶどうを植え、収穫したぶどうから一つのワインを造る「小海町ワインプロジェクト」が小海町役場主導で本年度からスタートしました。小海小中高校や一般農家さん等の法人、個人あわせ十か所にご協力をいただき、ぶどうを一緒に育てていただいています。小海町ワインプロジェクトの畑はぶどうの列を支える外側の支柱に信州からまつを使っています(一部土壌の関係で鉄支柱)。ぜひ町中にある謎の一対の木の支柱を見つけたら、ワイン用ぶどうが植わっているんだなと温かい目で見守ってくださると嬉しいです。収穫まで三~四年はかかるのでしばらくぶどうの果実は実りませんが。
そして私自身の畑は移住四年目にしてついに今年の秋、初収穫できそうです。見込み収穫量こそ少ないながら初めての収穫なのでとても楽しみです。ぶどうが元気に育ってくれるよう一生懸命栽培管理をしています。明日も四時(目標)から農薬散布です。致命的なレベルで朝が弱いので辛いですが、頑張って早起きします。
さて、先のクラーク博士の言葉ですが、一説によると次のような続きがあるそうです。「Boys, be ambitious like this old man(少年よ大志を抱け、この老人の如く)」。
私はまだまだワイン造りのスタートラインにやっと立てた段階ではありますが、何歳になっても大志を抱き続け、自分自身目一杯楽しんでワイン造りを末長く続けていきたいなと思っています。おやすみなさい。

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