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自治体の皆さまへ

ご自分の“血糖値”知っていますか?

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長野県山形村

血糖値は血液検査で分かります。血糖値が分かると、自分が糖尿病になっているか、糖尿病に近づいていないか確認できます。

■こんな症状はありませんか?
・よくのどが渇く
・体重が減少した
・食べても痩せる
・下痢・便秘を繰り返す
・物が見えづらい
・胸痛
・ろれつが回らない
・手足がしびれる
・胃の調子が悪い
・冷える、ほてる、異常に汗をかく
・疲れていないのに足がつる
・手足がむくむ
・物忘れ
・疲れやすい
・足の感覚の違和感
・尿に泡が立つ
・尿にたんぱくが出る
・尿の量が多い
・傷が治りにくい
・歯周病がある
これらの症状は、糖尿病の症状として現れますが、見逃されることが多く、糖尿病の方の3人に1人は自分が糖尿病だと気づいていないと言われています。上記の他にも様々な症状があります。
残念なことに糖尿病の初期には、自覚症状がほとんどありません。上記のような症状が出ているころにはかなり病気が進行している状態です。糖尿病を治療しないまま放置していると、動脈硬化をはじめ、やがて神経障害、網膜症、腎不全、脳卒中、心筋梗塞などの合併症を引き起こし、深刻な事態に発展します。また、血糖値が極めて高い状態では昏睡に陥ることもあります。早い段階から適切な治療を行なえば、今までと変わらない生活を送ることができます。ご自分の血糖値を知り、重症化を防ぐことが大切です。

○事例紹介(70代男性Aさん)
飲み会で体重増加。お酒とたばこが止められずに脳梗塞を発症。現在は週3日人工透析に通う。
[経過]
30代の時はバブルで飲み会が多かった。体重も徐々に増加。会社で健診を受けていたが、血糖の値が高かった。たばこも2箱吸っていた。
59歳の時、あまりに血糖値が高く医療機関を受診。内服を始めた。血液検査も定期的に実施。医者からたばことお酒を止めるように言われたがやめなかった。
66歳の時、朝起きたら手足がしびれていた。妻に頼んで医療機関を受診。首の後ろの血管が詰まっていると言われた。軽い脳梗塞と診断。MRIの画像を見て、たばこをやめることを決意。
その後、定期的に医療機関受診していたが69歳から透析導入となる。
現在は週に3日人工透析を実施。1回5時間かかる。生きていくために嫌とは言えない。
透析前は旅行も楽しんでいたが、今は行くことができなくなった。
[Aさんからの一言 ]
健診は大切。お酒とたばこが良くなかったと後悔している。
「元気だから良い。」ではダメ。

■血糖値いくつ以上で危険?
判断する値はいくつかあります。
・空腹時血糖値(mg/dL)…10時間以上食事をとらずに、空腹の状態で測定した血糖値です
・随時血糖値(mg/dL)…食後からの時間を決めずに測定した血糖値です
・HbA1c(%)…ヘモグロビンエーワンシーと読みます。検査前1~2か月の平均的な血糖の状態を反映します

○糖尿病が強く疑われる値
・空腹時血糖値…126mg/dL以上
・随時血糖値…200mg/dL以上
・HbA1c…6.5%以上
※空腹時血糖値が110mg/dL以上も循環器疾患のリスク2倍!

○要治療・要精検と言われたら…
必ず医療機関を受診してください。糖尿病と診断されたら、まず血糖コントロール目標を決めます。そして、病気が初期段階の場合は、医師の判断の下、食生活や運動などの生活習慣の改善を行ないます。それでも改善しない場合は、薬による治療が行なわれます。病気が進行している場合は、生活習慣改善と薬による治療を始めます。
いずれの場合でも、病状によって血糖コントロール目標が決められ、その目標を目指すことになります。
※ご自身の健診結果で数値をチェック!!

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