文字サイズ
自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊通信 No.60

6/14

長野県山形村

海老原 ひと美 隊員(農業振興)
地域おこし協力隊員の任期も残り1年2か月となりました。この1年間は任期終了後の行く末を決める大きな1年間となり、多くの良い出会いがありました。
まずは、昨年7月から畑を借りられ、その畑の隣の方の紹介で村の老舗ニンニク農家である小林農園にお世話になることができました。小林農園から購入した種を植え、手伝いながら栽培や出荷のノウハウを学んでいます。おかげで小ぶりではありますが、無農薬ニンニクが収穫でき、出荷作業中です。ニンニクのほか、葉物野菜やブルーベリーの作業も行なっております。
次に、自然農法、有機、無農薬に関心が高く実践している多くの村内外の方々とつながり、仕事をすることができていることです。
昨年8月11日に数人で始めた「羽畑サロン」では農家と消費者が直につながり、日本の一次産業や食と健康、固定種の種を守っていく活動をしています。現在、全国に1,400名を超える会員がおり、ECサイトで農産物の売買ができます。一人一台スマホを持つ時代となり、新規参入者でも少量単位でも需要がある人を見つけて売れることができる有難い世の中です。
さらに、広報の記事のおかげで生活クラブ主催のマルシェへの出店が叶い、そのときのご縁でさらに販路拡大となる市場の共同開催の仲間も見つかりました。
奇跡は続き、つい先日、有機栽培歴20年以上の田んぼを稲が植わっている状態で譲り受けました。
本当に多くの出会いに感謝しております。まさに出会いこそ人生の宝探し!
しかし、初めての田んぼは一人ではできないので、田んぼの除草を羽畑サロンのメンバーに“縁農”という形で手伝ってもらいました。“援農”ではなく“縁農”。これから先の時代を見据え、農業を守りたい農家と繋がりたい、人の役に立ちたいという思いが原動力のサロンメンバー。この恩や縁をつないで地域、社会、国が良くなることを願っています。キーワードは「ありがとうの循環☆」です!!

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU