山形村長 本庄利昭
昨年を振り返りますと、コロナウイルス感染症が、令和5年5月に2類から5類へ移行され、夏祭りや文化祭などは4年ぶりに再開されました。
当村においても、コロナ禍でさまざまなイベントや事業の中止や規模の縮小など社会全体が何事も自粛の3年間でありました。
昨年、5月以降4年ぶりに再開されたイベントや事業もありましたが、一方ではコロナ禍で自粛されたままで、コロナ前には戻らない事業などもありました。コロナ禍の3年余の間に、村民の皆さまの意識も大きく変化したように思います。
(1)県内最古級の管玉出(くだたま)土山
形村は、埋蔵文化財の宝庫でありますが、上大池の通学路歩道新設工事に伴い洞遺跡の発掘調査を行なっておりましたが、昨年の11月、縄文時代早期末(7千年前)の集落跡が、村内で初めて確認されました。又、この遺跡から出土した装飾品に使われたとされる管玉2点は、県内でも最古級とみられております。
(2)時報サイレンは存続します
8月の議会全員協議会において、時報のサイレンの見直しについての報告をいたしましたが、その後、村内外から多くのご意見をいただきました。
サイレンの音を騒音と感じている村民の方がいる一方で、サイレンの音も生活の一部であり音の風物詩と捉えている方もおります。
賛否両論の課題でありますが、今回サイレンの吹鳴時間を36秒から24秒に短縮し、引き続き継続することにいたしました。
騒音だと感じている皆さまには、サイレンの音も、山形村の個性のひとつとしてご理解をいただきたいと思います。
●令和6年は開村150年
山形村は明治7年、3村が合併により誕生ました。本年10月22日、当村は開村150年周年を迎えます。
「村誌やまがた」によると、大池村・小坂村・竹田村の三村は、山の方の3か村、山方三か村と呼ばれていたことから村名もこの山方三か村に由来すると記されております。
村民の皆さまと共に、150年の歴史と村の未来に思いを馳せる年にしたいと思います。
記念式典(10月22日)やコンサート・講演会などを計画しておりますが、今後関係団体などと調整の上、実施して参ります。
●村づくり基本条例の策定に向けて
村内でも価値観が多様化する中で、多くの村民の方に共感していただける村づくり基本条例の作成に取り組みます。(条例の起草委員会の設置)
本年も「住んで良かったと思える住みがいのある村づくり」を協働で進めて参ります。村民の皆さまの笑顔が輝く令和6年にしたいと思います。本年もよろしくお願いをいたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>