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地域おこし協力隊通信 No.67

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長野県山形村

大橋 一允隊員(農業振興)
農業を始めるにあたり、農作物の生産には色々な資材が必要ということは承知していたつもりでした。しかし実際に活動していく中で、その想像よりも細かく、多くの物が必要だということがわかりました。例えば除草剤散布をするにしても、背負いの薬剤散布機や希釈用のタンク、メジャーカップからパッキンなど修理交換用の部品まで様々必要となる場面があります。
活動する際に使うものは買ったりもらったりして、この2年半の間に生産資材や機材が結構増えてきてしまったのですが、まだ倉庫を持っていないこともあり、物品が増えるにしたがい自宅での管理も大変になってきました。
そこで農閑期の冬の間に、かねてより考えていた収納棚をDIYで拵えることにしました。
今住んでいるのは古い一戸建ての借家で、収納はないけれどスペースは十分にあります。とりあえず後先考えずにスペースを活用して木製の大きい棚を設計しました。
今年度は春先から育苗の温床箱や自宅の換気扇設置ましたが、素人なこともあり完成までとても時間がかかります。今の時代、一式買ってきてパッと据え付けることもできなくないですが、出来映えはさておき、丁度よい物が出来るという利点が自作にはあります。
農家さんの倉庫を見ても、自作の何かが結構たくさんあって、しかも大切な働きをしていることがあります。
だから必要なものを作り出すことはこれから先も多々あると考えて、少々時間がかかっても作ることに慣れておくことも自分には大切なのかもしれないと思いました。今年の作付けが徐々に始まっていきますが、よい年になって欲しいと願うばかりです。

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