幸地 慶(こうち けい)隊員
(空き家対策、おためし住宅管理)
お久しぶりです。山形村地域おこし協力隊の幸地です。新年を迎え、2月に入り寒さのピークも過ぎて春が待ち遠しい今日この頃、空気が澄んで、雪化粧の北アルプスや美ヶ原がぶわっと見えると、村に来てよかったなあとしみじみ思います。生活の方では、食改(食生活改善推進協議会)さんで「やしょうま」作りを、エポックの加工室で味噌や豆腐作りを経験させていただきました。自身で食べるものを作れる環境にありがたみを感じます。「やしょうま」は村に来て初めて知った食べ物ですが、沖縄にも冬の寒い時期(1月8日前後)に厄払いのモチ「ムーチー」を作る風習があります。「ムーチー」はサンニン(月桃)の葉で紅芋や黒糖で味付けしたモチを包んで蒸しあげたものです。完成形が葉っぱで包まれた状態で、葉っぱを剥いて食べるので見た目のインパクトが強いです(東南アジアの葉っぱで包んで蒸した料理にそっくり)。味の方は月桃の香りがぶわあっと広がり、つるつるもちもちでおいしいです。私が幼少期の頃は、おばあが腕によりをかけ「ムーチー」を大量に作っていたのを覚えていますが徐々に年齢とともに作れなくなりました。現代の沖縄では「ムーチー」を作る家庭が少なくなってきており、スーパーで既製品を買って済ます家庭が多くなってきています。「やしょうま」作りの際も「昔はよく作っていたんだけどね」と似たようなお話を耳にしました。伝統的な食べ物が疎遠になっていく現状は、少々物寂しい気持ちになりますね。
◆短期おためし住宅の可動率
さて、活動の方では、短期おためし住宅の管理運営を日々行なっております。今年度の現在の可動率は約49%、短期おためし住宅利用後に実際に移住した組数は0です。可動率は上々です!実際の移住となると空き家物件が必要になります。村内では空き物件(貸し家)が少ない現状ですのでなかなか移住に繋がらないケースがあります。今後も地道な活動をしていこうと思います。下記は、おためし住宅の基本的な情報です。ご参考に!
◆空き家相談承ります!
現在(令和7年1月末現在)、村の空き家バンクの登録物件数が0です。「空き家をどうにかしたい」「どうにかしたいが何をしてよいかわからない」等お困りでしたら、いつでもご相談に乗ります。お困りの際は、役場の企画振興課に私、幸地がおりますので、いつでもお気軽にお声かけください!
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