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令和5年6月 村議会 村長提案説明(2)

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長野県朝日村

【公約5 商工業支援と農業・観光・ゼロカーボンビジョンを推進】
商工業の分野においても跡継ぎ問題が顕在化してまいりました。農工商の跡継ぎ支援策を検討してまいります。燃料高騰の影響は運送業界でも大きな課題となっており、初めて運送トラックの燃料支援を行います。
基幹産業である農業をより強い農業にして行かねばなりません。農業ビジョンに謳っている就農支援のプログラムをより具体化してまいります。ほ場整備も大詰めの段階に入りますので計画どおりの推進を図ります。また、野菜価格安定基金の増額と堆肥補助の継続、新たにトラクタ等の燃料支援も今後検討してまいります。
異常気象による農作物への被害が多発傾向にあります。被害規模に応じて見舞金等支援策を検討してまいります。
環境問題になりつつある砂塵と風食防止ですが、対策として麦の播は種のほか、新たに麦より扱いやすい作物の研究が進んでいますので、早期に実用化を図ってまいります。
強い農業には、農産品や農産加工品の常設販売所も必要と考えます。道の駅スタイルの特産品直売所の新設も検討します。同じく、新たな朝日村の顔としてクラフト作家による家具工芸品の展示販売も行い朝日産品のブランド化を図ります。
観光関係では、各種体験施設・観光施設の活性化を図り、松本空港を活かした広域観光ルートの開発も長野県や松本広域と連携を図ってまいります。その延長として、沖縄県の町村と姉妹村交流も実現できればと思います。
ゼロカーボンビジョンの推進として、ゼロカーボン宣言と・全公共施設の屋根を太陽光発電に利用する計画を進めます。
その他、企業誘致も継続的なテーマとして取り組んでまいります。

【公約6 安心・安全・災害へ備える村創り】
最近各地で頻発しているゲリラ豪雨等異常気象による土砂災害が顕著になって参りました。朝日村でも58災害以降大きな災害は発生していませんが、大雨による災害発生寸前までの状況がここ数年続いています。災害対策関連施設として、旧役場庁舎跡の小野沢防災広場と、西洗馬地区に鎖川右岸防災センターの建設に着手し、旧役場駐車場の後利用として、防災や大型行事のための多目的広場としての活用も検討してまいります。
朝日村の消防団は143名体制ですが、多くの団員が村外からの参加となっています。真の消防能力の把握は災害対応にも不可欠であり、あわせて団員のなり手不足も深刻な課題と捉え、将来を見据えた朝日村消防のあり方を消防ビジョンとして作成します。
安心安全の村づくりには道路や歩道の整備は欠かせません。古見バイパスの早期完成、下洗馬から本郷間、役場から小学校までの歩道の整備を図ります。
防災行政無線のシステム全体が耐用年数を過ぎ、新たな仕組みへの移行を検討する時期となりました。有識者による検討協議会を発足させ将来に繋がるシステム構築を進めます。
その他、コロナワクチン接種やコロナ支援の継続に努め、最近多くなった凶悪犯罪の未然防止のために、村内各所に防犯カメラの設置を検討してまいります。

【公約7 公共施設の長寿命化対策】
ほぼ全ての公共施設が老朽化を迎えつつあります。現在計画中の小学校や公共施設の長寿命化対策水道施設等生活関連施設の更新を計画通り進めます。中長期計画として、公民館周辺の公共施設の統廃合などが挙げられ、今後具体的な計画立案作業に入ります。

【公約8 伝統文化の継承活動を図る】
朝日村には永く音楽に関する文化が根付いていましたが、時代と共に文化が途絶える感があります。緑のコロシアムを起点に音楽の里プロジェクトで村おこしを図ってまいります。具体的には、緑のコロシアムで定期的な音楽関係のイベントを招致したいと思います。大博覧会のステージもその1つになります。
縄文むら公園も整備が済みましたので、周辺施設である美術館、資料館、縄文むら公園の運用を活性化させてまいります。

【公約9 村民のDXを支援】
防災行政無線の子機が耐用年数に近づくことからシステム全体の見直しが必要となります。あわせて、村民への行政情報をどのように伝えるかの研究も必要となります。例として、全村Wi-Fi化とタブレットによる通信網整備を検討してまいります。
その他、スマホの便利な使い方教室も開催してまいります。

以上、2期目をスタートするに当たり、仕事に取り組む基本的考え方と施政方針を述べさせていただきました。全職員と共に着実に推進してまいる所存でございますので、村民の皆様のご協力をお願いいたします。

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