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〔むらはいま〕令和5年12月 村議会村長提案説明(1)

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長野県朝日村

令和5年12月議会、村長提案説明内容を抜粋してお知らせします。一般質問・審議内容等は議会だよりをご覧ください。

始めに、ロシアとウクライナとの戦争が混迷を深めている間に、新たに中東の地で戦争が再燃してしまいました。イスラエルとパレスチナガザ地区に拠点を置くハマスとの戦争は早く停戦の合意に至ってほしいと願い、戦争で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするものでございます。
ここで、村の動静に触れたいと思います。
小林村政の2期目に入り、村民の声を聴く新たな活動として、融和集会を定期的に6回開催して参りました。村民と行政・村民と村民のコロナ禍で希薄となったコミュニケーション不足を解消し、色々な意見交換から村つくりの思いを共有する機会となっています。
水道水について現状を報告いたします。現在、節水のお願いを連日していますが、今年の朝日村の降水量は、記録的な猛暑に加え、台風や秋雨前線の影響も無く、8月9月10月で言いますと197ミリで、昨年の50%の状況です。水道水の主な水源である大尾沢の湧水は極端に少なく、昨年11月には一日約1,018トンの湧水がありましたが、今年の11月は一日約517トンと半分になっています。この状況が続けば断水の可能性もある事から、先月末、朝日村渇水対策本部を立上げ、日々の水源の状況把握と対策を検討する体制を整えました。
今年の農業は、全国的に記録的な猛暑と少雨により生産量の減少と品質の低下等厳しい状況が続きましたが、朝日村におきましては、灌漑施設や農家の皆さんの努力により影響を最小限にくい止める事が出来たと思います。生産量は昨年比96%約184万ケース、販売高では昨年比103%約25億円でありました。しかし、資材や肥料等の高騰により農家の収益は厳しい状況が続いていると思います。堆肥の補助等支援を継続してまいります。
朝日村の医療のあり方を協議会で審議をいただいていますが、安心して暮らせる村創りには、医療体制の確保と継続性が必要と方向付けされました。今後は、公設民営にて診療体制を整えるために、協議会を施設の場所や仕様を決める建設委員会と公募による医師を決める選考委員会で詳細をつめてまいります。なお、開業は令和8年3月を目指します。
鎖川の三俣から取水し小水力発電を行いたいと民間企業から提案を受け、特に影響のある御馬越地区の住民の皆さんを中心に説明会等協議を重ねてまいりました。あわせて、村といたしましても、施設設備の安全性や魚類や自然や景観への影響度・住民や村へのメリットデメリット等の検討をし、水力発電は再生可能エネルギーであり、国や県のゼロカーボン施策と符合している等、今回提案の小水力発電事業に賛成する方針を固めました。
各種行政計画の作成に入っていますので、お知らせいたします。村の10年間の方向性を決める、第6次総合計画も来期に中期を迎え、後期計画の検討に入りました。その他、老人福祉計画・介護保険事業計画・障害者福祉計画・障害福祉計画・障害児福祉計画等それぞれ改定の時期を迎え、委員会を設け作成に入りました。
松枯れによる倒木で村道の通行止め事故が先月末に発生しました。松くい虫による松枯れでの倒木事故は初めてで、人身事故にならず安堵いたしました。全村緊急点検を行い、対応策を取ります。
次に人口確保対策です。第6次総合計画の人口減少対策として、予てより朝日村に住みたいが住居が無いとの声に呼応し、特に若者向けの村営賃貸住宅の建設が急務であるとしてまいりました。昨年度候補地として、村有地である旧おひさま保育園の跡地利用を検討いたしましたが、協議を進める中で中止とし、新たな建設候補地を検討してまいりました。この度、あさひ保育園に隣接する農地を候補地として、近隣住民への説明会を行いました。様々なご意見をいただきましたが、概ねご理解をいただいたと認識しておりますので、来年度以降の事業実施に向けて、協議を進めてまいります。
続きまして、只今触れました案件以外の各課テーマについて、進捗報告をいたします。

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