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自治体の皆さまへ

〔むらはいま〕令和6年 新春のごあいさつ(1)

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長野県朝日村

朝日村長 小林弘幸

■魅力にあふれ、住んでみたい朝日村をめざして
新年、おめでとうございます。
コロナ禍も明け、久しぶりに家族団らん、穏やかなお正月をお迎えになられた事と思います。
昨年、皆さんのご支持を賜り、福祉と融和の朝日村をスローガンに村政2期目のスタートを切る事ができました。
本年も、「福祉と融和」「魅力にあふれ、住んでみたい朝日村をめざして」皆さんと共に、力強く村政を推し進めてまいります。
さて、昨年を振り返って見ますと、戦争や紛争が世界各地で絶えませんでした。ロシアとウクライナの終わりの見えない戦争が続いている最中、今度は中東でイスラエルとハマス間で戦争が再燃する事態となりました。早い停戦を願い、犠牲者のご冥福を祈るばかりです。
その他、中国の覇権主義や北朝鮮のミサイルも気になる年でした。
日本の政治経済面では、30年に及ぶデフレ基調からの脱却に奔走した1年であり、成果も見え隠れし始めた矢先、年末には政治と金の新たな問題が発覚し、政治の混乱を招きました。
農業面では、記録的な猛暑と干ばつでしたが、先人が築いてくれた灌漑施設のおかげで、農家の出来高は、出荷数量は少々減少しましたが、売り上げは伸び約25億円でありました。しかし、資材・肥料等の高騰は収益を圧迫しています。
暮らしの面では、関東大震災から100年、9月の地震総合防災訓練にも力が入りました。地震や台風や長雨等による自然災害も無くてすみましたが、夏以降の降水量は前年の50%、水道水の水源も前年の50%となり、断水の危機に直面しました。
明るい話題では、藤井聡太棋士の8冠達成、大谷選手も活躍しWBCで優勝・阪神タイガースの優勝等、野球も盛り上がりました。
村政面では、皆さんとの融和集会からスタートを切り、波田までのバス路線の新設や、くるりん号のエリア拡大で買い物の足を増やしました。農家支援も堆肥や肥料の補助、野菜価格安定基金を増額し、社協や各種団体の連携により大盛況のカレー大作戦で朝日流子ども食堂もスタートできました。その他多くのテーマに着手できました事に感謝申し上げます。
さて今年は辰年、皆さんはどの様な願いをされたのでしょうか。世界や国内の情勢も不透明で不安の材料が目立ちますが、格言では「景気も上向きになり、活力旺盛で大きく成長し、形がととのう年」とあります。世の中の景気も上向き、整う年になればと望みます。
ここで、「魅力にあふれ住んでみたい朝日村」を創って行くために、今年から重点的に取り組みたいテーマをご紹介します。
○福祉面では、将来の朝日村を高齢者や子どものために無医村にしない、安心して暮らし続けるために公設民営の診療所が必要と判断されましたので、早速お医者さんの選考と診療所の建設の準備を始めます。その他高齢者の村内施設での入浴料補助も検討します。また、保育料の無償化も、2歳児まで拡大したいと思います。
○人口対策として、若者から要望の多い村営の若者世帯向け賃貸住宅の建設や新たに住宅団地の開発に着手します。
○安心安全、暮らしの面では、防災無線設備の更新にあわせ、見やすい情報発信の検討と、鎖川右岸の避難拠点として西洗馬防災センターが完成しますので、有効的な利用方法を検討します。
○ゼロカーボンの推進では、再生可能エネルギーである小水力発電の企業誘致や公共施設での太陽光発電を推進します。
○文化の面では朝日村を音楽の里として認知と定着を図るため、緑のコロシアムの活用度を上げる取り組みをします。
○農業商工業面では、物流の2024問題に対応するため、近い大消費地へのトップセールスや燃料補助の検討をします。
やらねばならない事ばかりですが、一つ一つ実現したいと思います。
終わりに、今年も皆さんとの融和集会や懇談の場を増やし、村政への参加を楽しんでいただき、福祉にあふれ喜んでいただける村政をめざします。
朝日村の無災害と皆さんのご健康とご多幸を、今年1年皆さんにとって良き年となる様お祈りし、年頭のご挨拶といたします。
本年も職員共々、よろしくお願い申し上げます。

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