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〔むらはいま〕令和6年3月 村議会 村長提案説明(1)

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長野県朝日村

令和6年3月議会、村長提案説明内容を抜粋してお知らせします。一般質問・審議内容等は議会だよりをご覧ください。

まず初めに、本年元旦に発生しました能登半島地震で、お亡くなりになられました方々のご冥福をお祈りしますと共に、ご家族様と被災されました方々にお見舞いと早い復旧復興をご祈念申しあげます。
朝日村から被災地への支援活動といたしまして、2名の職員が輪島市に1月22日より26日まで避難所運営支援に出向きました。今後も派遣要請に応じて対応を図ってまいります。
昨年は、台風・豪雨・地震などによる災害はお陰様でありませんでしたが、自然環境の変化による昨シーズンの降雪の少なさ、夏から秋における猛暑と干ばつによる渇水は、主幹産業である農業への影響や水道の断水危機と言った新たな朝日村の弱点をさらけ出しました。応急処置で断水を乗り越えましたが、早急なる恒久対策を実施してまいります。
今シーズンの冬の天候は、長期予報では暖冬との事でしたが、スケート場・スキー場はほぼ計画通りの運営となりました。スケート場には約2,400人、プライムスキー場には、約16,000人の来場者があり、双方ともコロナ禍以前に戻りつつあります。
朝日村では、ゼロカーボンに関しましては、ゼロカーボンビジョンの制定と諸活動を推進してまいりました。今議会に於きまして、改めて国の示す「2050年ゼロカーボンシティ」の表明をいたします。
さて、新年度を迎えるに当たり、村政2期目の初年度でありました今年度の振り返りと新年度の施政方針を述べたいと思います。
村政2期目4年間のスローガンを、「福祉と融和にあふれ、明るく・楽しく・静かに暮らせる朝日村を創ります」とし、村政を進める基本的な考え方を4点掲げスタートを切りました。
1 1期目からの事業を継続する。
2 福祉を「ふつうのくらしのしあわせ」とし、実現のために、高齢者や子供や障がい者に重みを置いた福祉施策を展開する。
3 仕事を進める上での着眼点として、村民視点・三現主義・Q(仕事の品質)C(コストの削減)D(仕事の納期)S(スピードとスマイル)の実現
4 健全財政の維持に努める。
新年度もこの基本的考え方で村政運営を行ってまいります。
次に、公約面ですが、4年間に継続する事と新たにやる事を9つの公約に纏め、村政2期目のスタートを切りました。主な推進項目についての報告と新年度での取組について述べます。

■融和で強い村創り
融和の面では、コロナ禍で希薄となった村民の皆さんとの対話を取り戻す為、コロナ明けの昨年6月より、融和集会の新設と出前村政の継続により、多くの皆さんとの交流が図られ、村創りのアイデアを多くいただきました。
強い村創りでは、地籍調査を計画から実地調査に移行し、地図混乱地の解消や村の公共施設の借地の削減へ向け、一歩を踏み出す事が出来ました。
新年度の最重要テーマである、朝日村のこの先10年20年を見据える中で、直近5年間の指標となる第6次総合計画の後期計画作成を進めます。また、付随する各種計画が見直されますので計画作成年とも言えます。

■教育、子育て支援で地域の宝、子供を育む
社会福祉協議会や各種団体のご協力により、カレー大作戦と銘打った子ども食堂を初めて開催し、毎回大盛況でした。今後も各種団体の協力の基、定着化を図りたいと思います。
子育て支援として、小学校の給食費の無償化に続き、新年度から新たに保育料の無償化を2歳児まで拡大してまいります。その他、奨学金支援や出産祝金の増額も今後検討してまいります。
朝日小学校が開校150年を迎えます。秋の記念式典に向けて実行委員会を中心に諸準備を進めてまいります。
朝日美術館では、新たな試みとして鉢盛中学校の美術部による作品展覧会を開催し、村内外から多くの皆さんに鑑賞していただきました。中学生によるこの様な企画を大事に育てて行きたいと思います。

■医療体制、高齢者支援の充実
朝日村の将来に渡る医療体制構築の為、公設民営方式で診療所を設置する為の準備を進めてまいりました。新年度は具体的な場所や施設の内容、医師の公募を進めます。
買い物弱者を救済する買い物バスの継続と波田までのバス路線の開設や、くるりん号のエリア拡大を進めてまいりました。今後も新たな交通手段の研究を進めてまいります。その他、補聴器購入補助や入浴料の補助も新たに進めます。

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