朝日村長 小林弘幸
■諸課題に対話と融和で!
新年、おめでとうございます。
今年は、家族団らん、穏やかなお正月をお迎えになられた事とお慶び申し上げます。
昨年は元旦に発生した能登半島地震により、日本中が悲痛と惜別の念に駆られました。改めて、犠牲になられた方のご冥福と被災された方にお見舞い申し上げます。
一昨年、皆さんのご支持を賜り、福祉と融和の朝日村をスローガンに村政2期目をスタートさせ、早いもので今年は村政の折り返しの年となります。
本年も、「福祉と融和」「魅力にあふれ、住んでみたい朝日村をめざして」皆さんと共に、力強く村創りを推し進めてまいります。
昨年、国内におきましては、能登半島地震や台風や線状降水帯による豪雨等自然災害が堪えませんでした。裏金問題により政局は大きく揺れ、少数与党の石破内閣が発足し、103万円の壁を象徴とする与野党協調の国政がスタートしました。明るい話題は、大谷選手の50-50等の活躍でしょうか。
海外では、ロシア・ウクライナ・中東と戦争や紛争は終わりの見えない状況で、アメリカ大統領にトランプ前大統領が返り咲き、新たに貿易摩擦等の懸念が広がっています。
朝日村におきましては、能登半島地震の支援に4名を派遣・融和集会は19回目を数え・村民の声により移動販売がスタートし高齢者の見守りや防犯に寄与・農業は前年比104%で26億円の売り上げと堆肥代補助・ゼロカーボンシティーの宣言・朝日小学校150周年記念式典開催・高齢者福祉として補聴器代補助、入浴券交付・子育て支援として2歳児まで保育料無償化・村内8か所に防犯カメラ設置・鎖川右岸に西洗馬防災センター竣工・浄水場は膜ろ過方式に切替え等、多くの事業を推進してまいりました。明るい話題として、朝日村において、交通死亡事故ゼロ日が7,000日を達成し表彰を受けました。
さて、各種の2025年問題もありますが、今年は巳年、どの様な年になるのか調べますと、脱皮する蛇から、「復活と再生」、巳年と実をかけ「種が出来はじめ次の生命が誕生する時期、新しい年が始まる年」と言われています。
改めて、巳年から始まる、福祉(ふつうのくらしのしあわせ)にあふれ、安心して暮らせる村創りの取組みについてご紹介いたします。
福祉面では、高齢者や子どもが安心して暮らせる村とする為に、診療所の建設に着手します。人口対策として、若者から要望の多い村営の新婚・子育て世帯向け集合賃貸住宅の建設や新たに住宅団地の開発に着手します。安心・安全・暮らしの面では、役場から上古見にバイパス道路の建設が始まります。防災無線設備の更新に併せ、スマホへの送信等情報伝達手段の多重化を図ります。ゼロカーボンの推進では、小学校の屋根に太陽光発電設備を設置し、周辺施設に配電します。教育関係では、小学校の長寿命化工事も給食棟の改修で全て終了します。中央公民館と周辺施設の老朽化による見直し検討も本格化します。
また、村民の皆さんにご理解をいただかなければならない長野県食肉公社の移転と小水力発電に関しましては、村民の皆さんと対話と融和を持って、理解を深め合う説明会の開催や各種団体と協議をしてまいります。やらねばならない事ばかりですが、一つ一つ実現したいと思います。
終わりに、朝日村の無災害と村民の皆さんのご健康とご多幸を、そして今年一年、良き年となる事をお祈りし、年頭のご挨拶といたします。
本年も職員共々、宜しくお願い申し上げます。
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