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自治体の皆さまへ

〔むらはいま〕令和7年 新春のごあいさつ(2)

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長野県朝日村

朝日村議会議長
北村直樹

■躍進の時代へ

新年明けましておめでとうございます。令和7年の新春にあたり議会を代表して謹んで新年のご挨拶を申し上げます。村民の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて昨年を振り返ってみますと、国内を取り巻く社会経済、特に円安の影響を受け外国人訪日客が昨年10月の時点で過去最速で3000万人突破。このことから観光産業はコロナ禍前より賑わいを見せている一方、我々の暮らしにおいては、隣国ロシアがウクライナへ侵攻して2年以上続く紛争、中東ではイスラエルとハマスによる戦闘状態が1年以上続くなど、このような世界情勢を背景に我々の生活に直結する電気・石油・ガス・肥料・食料品等、様々な分野で値上げが相次ぎ、依然として不安定で厳しい時代となっております。
また、政治的な面では、アメリカ大統領選挙が行われトランプ大統領の誕生と同時に、日本においても石破総理が誕生したのち衆議院議員の解散選挙。両国の今後の政策により果たして今後も円安が進むのか、または円高に進むのか、非常に先行きが不透明な時代に突入したと感じております。
昨年1月1日には能登半島地震が発生し、この地震により426名が犠牲になりました。また地球温暖化の影響により全国各地で豪雨災害が発生し、村内でも8月の集中豪雨で土砂災害が発生しております。季節外れの台風も多数発生し異常気象と思える現象が次々と起きております。このような状況は今後続いていくと見込まれ、防災活動の強化が求められます。
昨年4月には、「朝日村西洗馬防災センター」が竣工しました。今後、防災機能を果たす施設としてはもちろん、地域の皆様が集う場として有効活用されることを願うばかりです。
さて、村では、今年度「第6次総合計画・後期基本計画」を策定する年度であり、後期計画を策定の審議会を立ち上げました。会議だけでなく委員がワークショップを行い村の抱える課題や問題点、将来、より豊かに暮らせる未来ビジョン等の意見を出し合いました。
前期計画の取り組み評価とコロナ禍での社会情勢の変化等も踏まえ、村の目指す姿を明確にすると同時に「福祉あふれる元気で明るいむらづくり」を横断的な視点とし、「5つの基本理念」と「2060年のチャレンジ目標人口3100人」を継続させた計画となっております。
こうした背景の中、議会では昨年「全国朝日会」で繋がりのある三重県朝日町へ視察研修に行ってまいりました。朝日町は、人口増加対策に力を入れており、施策の内容や取組、日頃の活動について学び、町には若い方が多く、活気がある印象を受けました。今後、若き力をどう朝日村に呼び込むのか、研究検討が必要であると感じました。
本年議会は2年の折り返しの年になります。4月には正副議長・正副委員長の改選となり、新体制での議会運営が予定されております。これまでどおり村民の皆様方とのコミュニケーションを大切にしながら皆様の期待に応えられる議会活動を展開していきたいと決意を新たにしているところであります。
結びに、令和7年が皆様にとって健康で幸多き一年であることを祈念しまして年頭のご挨拶といたします。
本年も皆様からの一層のご支援ご協力を賜りますようお願いいたします。

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