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村長コラム

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長野県木祖村

■地域のお祭りに想う
今年も、薮原祭りや源流夏祭りが盛大に開催され、地域に賑わいが戻ってきていることを大変嬉しく思っています。
7月に行われた薮原祭りは、各家庭への上がり込みの自粛など一部で規制が残りましたが、久々に宵祭りと本祭りの2日間に亘って挙行され、夜間の寄合(よけあい)の実施やお酒の解禁など、これまでに近い形に戻り、大変な盛り上がりを見せました。住民の皆さんにとっても「これぞ木祖村の夏」という想いを抱かれたことと思います。私も氏子の一人ではありますが、祭礼に来賓として招かれたり、村外からお客様が見えたため、法被を着たのは本祭りの夕方のみでしたが、大雨の中でクライマックスの寄合に臨場することができ、記憶に残るお祭りとなりました。
また、源流夏祭りも、ステージ参加者の縮小などは行ったものの、ほぼ従来どおりに開催し、終盤には、用意した席がほぼ満杯になり、出店や抽選会が大いに盛り上がったことに加え、花火の打ち上げも予想に反して豪華な内容となり、参加された住民の皆さんに満足していただけたものと考えています。
他にも今年は、鳥居峠の御嶽神社、境峠の縁結神社の例大祭にもご招待いただき、参列してきましたが、開催を待ちわび、大変喜んでおられる関係者の皆様の姿に、地域の文化や伝統を守り継いでいくことの大切さを改めて教えられたような気がします。
これから小木曽の諏訪神社や菅の衣更着神社などでもお祭りが予定(原稿執筆時点)されていますが、コロナ禍でそれぞれの地域が疲弊する中、元気を取り戻すきっかけになってもらえればと思います。
それぞれのお祭りは、いずれも地域のつながりを保ち、地域に元気をもたらす大切な機会だと思います。その祭りに参加した経験が村に残る動機となったと言ってくれる若者もいます。
人口減少に直面する本村ですが、こういった「地域のお祭り」がこれからも絶えることなく続いていってくれることを切に願っています。

村長 奥原秀一

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