保健室だより

15／25

今号の担当：保健師　奥原

■針を落とす…「音楽を聴く」ただそれだけ
～懐かしさが心地よい～レコード喫茶について

◇はじめに
ここ数年、感染症の流行や人口減少などにより、みんなで集まる機会や語れる場が減り寂しいと感じておられる方、一方で人との適度な距離感が丁度良いと感じておられる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、人や社会との「つながり」は、フレイル※予防や災害時の支え合い等において今後も重要と考えられています。
そんな中、音楽を通じて村民の皆さまの心を癒し、居場所やつながり作り等のきっかけとなる場として「レコード喫茶」を開催していますので紹介いたします。
※フレイルとは、心身の活力(筋力や運動能力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態

◇～懐かしさが心地よい～をキャッチフレーズに
昔の懐かしい写真や音楽に触れ、古い記憶を思い出すことで、今の自分を肯定的に受け入れやすくなるそうです。レコードを聴きながら仲間同士で昔を語り合ったり、お一人で思い出に浸ったり…どうぞ気軽に音楽を聴きにお越しください。

◇「レコード喫茶」の開始にあたり
笑ん館にあるオーディオ機材一式は、数年前に7区の川口隆夫さんから寄贈いただきました。開始にあたり、操作方法を教えていただく中で、寄贈いただいた経緯についてお聞きすると「村民の皆さんが集う笑ん館でレコードを楽しんでほしいな～と思ってね」と笑顔で想いを語って下さいました。まさに、レコード喫茶が目指しているものと重なり、ご協力いただけないかとお願いしたところ、快くお引き受けいただけることとなりました。
これも一つの「つながり」と感じ、感謝いたします。

◇レコード喫茶　日程
日にち：1/22(月)、2/26(月)、3/25(月)
時間：10時～11時30分
場所：にぎわい広場　笑ん館
その他：参加費無料、ふらっと立ち寄り・レコード持ち込み大歓迎

お問い合わせ：
木祖村役場　住民福祉課保健係内　地域包括支援センター【電話】36-2001
木祖村社会福祉協議会【電話】36-3441