■見て来て聞いて協力隊!どんな活動しているの?
◇木祖村にお住いの皆さまへ
現在木祖村では、坂口・平野・菅原・丸山の4人の隊員が、商工観光・アクティビティ・一次産業・農業と、それぞれのテーマをもって、村の課題解決や地域力の維持・発展のため、日々励んでいます。今回は新年度を迎えた今、最近の活動とともに、新年の抱負や決意を、この場を借りて語らせていただきます。
■アートを探る坂口かな隊員の〔アートと歴史とアーカイブ〕
◇一年を振り返って
名古屋にある木祖村アンテナショップに勤務して一年が立ちました。冬になり焼き芋や温めたおやきの販売を始め、名古屋に木曽の冬を届けられたらと思っています。木祖村では、郷土館の資料の整理を進めています。郷土館が冬季休業に入ったのでまだリストにしていない収蔵品を整理したり、倉庫にある収蔵品を出してきて状態を確認するなどを行います。とにかく郷土館の中が寒いのが一番の難点です!
◇新年の抱負
2024年は協力隊の延長制度を利用しもう一年協力隊として活動したいと考えています。郷土館の運営や企画展の開催に関わっていきます。木祖村郷土館が開館したのが1975年。今年で49年が経ちます。変わらずここにあるのも良いですが、木祖村の魅力ある文化財を残し発信していけるよう働きかけることも大切だと考えています。その原点は「木祖村が好きだから」です。この気持ちを忘れず、今年も活動していきます。
■原体験を作り届ける平野らすかる隊員より〔活動冒険探求録〕
◇木祖村⇄彦根、泉佐野、羽生、木更津、金沢、名古屋
木祖村拠点に東西南北、出張続きの今日この頃。トウモロコシやお六櫛などの特産物PRをはじめ、スキー場やキャンプ場などの観光宣伝、ふるさと納税の営業、木曽産材を用いた木育推進(糸鋸寿司)、妻とのアートユニットによるモノづくりワークショップ。これまでに木祖村で培い学び得たことをフル活用して邁進中。協力隊着任時に頂いた、アクティビティコーディネーターの肩書きを指先でなぞり、今後の活動に思いを馳せる3年目の冬。
◇人と人との間で、笑顔で、伴走伴歩し続けます
協力隊活動を通じて、求められ必要とされ続けているにも関わらず、当事者や関係者が取り組みきれないことがあることに気づいた。それは移住者(協力隊)と行政と地域の間でのコミュニケーション不足を解消するための「仕組み」作りである。この課題にこそ、自分が取り組む価値があり、卒隊後の生業に繋がるものだと考えた。構想を形にできるディレクションと状況を整理し構造化するファシリテーションを身につけることを抱負とする。
■一次産業を盛り上げる菅原りょうた隊員の〔農から始まるエトセトラ〕
◇最近の活動と新年の抱負
だんだんと寒くなってきて農作業もひと段落して来年の畑準備も終わったところです。来年度は協力隊としては最後の年なので協力隊が終わった後のことを見据えて活動をしています。農業だけをして生活してくことは厳しいと思い、農業とほかの仕事をして生活していくためにいろいろ模索しています。今考えているのは農泊といって農業体験ができる宿泊施設を運営できたらと考えています。宿泊場所として適した家がありましたら教えてください。他には有害鳥獣の個体数調整やそれらの肉の有効活用方法、養蜂などをやりたいと考えています。あと一年のうちに農業のほかに収入が得られる仕事を見つけて生きていきたいです。
■木祖村農業に挑戦する丸山なつみ隊員より〔農を学びて時に之を習う〕
◇畑が終わったらガリ勉に⁉
ようやく畑の片づけと秋おこし(もう冬ですね)がひと段落つきました。牧草地に一度なったところを起こすって想像以上に大変。土やススキの根が固くて45馬力のトラクター、前輪が浮いたことも数知れず…。危ない!来年に向けて栽培技術や経営のこと、放棄地利用事例などなどお勉強の虫となっております。えごまや雑穀を研究している機関の見学、農家さん訪問など。加えて就農の準備として必要な資材や農業機械を集めることも始めています。木祖村に売りたい方とかいないかな…。
◇畑以外の勉強を、下半期
木祖村で半年過ごし、耕作放棄地のほかにも、いろいろな課題が見えるようになりました。そして、農業法人を設立し共同で作業をする、企業として新たな人材を確保していく、という目標が漠然と現れてきたように思います。ひとまず来年はそれに向けた情報収集や足場固め、栽培技術をさらに磨くなど…一歩ずつ取り組んでいきたいですね。いつの日か、子供たち、移住者にとって木祖村の農業を魅力ある産業にできたらと思います。大言壮語で失礼!
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