今号の担当:管理栄養士 田中
■適塩…生きていくのに“適正な塩分量”
「最近、血圧が高くなってきた。塩分のとりすぎかな?」「塩辛いもの減らせば血圧下がるかなぁ?」降圧剤の薬を飲んでいる方もそうでない方も、良好な血圧コントロールには適正な塩分摂取がポイントです。
◇高血圧の原因は?…「塩のとりすぎ」だけじゃない
偏った食事、アルコール多飲、喫煙、運動不足、肥満、睡眠不足、ストレス、寒さ等々…
いろいろ含めた生活習慣の積み重ねです。
◇でもやはり強い関係があるのは、食塩摂取!*
*「日本人の食事摂取基準2020年版」による
高血圧には遺伝的な要素もあります。幼い時から食塩量の多い食事で味覚形成がされてきていることも大きな要因です。薬を飲めばその人には効果がありますが、家族全員で「塩」を意識していかないと、また次の世代でも高血圧の治療を受ける可能性が高くなります。
◇「むらづくりミーティング」(9月29日(日)開催)において「適塩」について学びました
血圧に関与するのは塩の中のナトリウム。
減塩塩、藻塩、雪塩…塩の種類によって含まれているナトリウム量が違います。
食パン、チーズ、コーンスープ…色々な減塩食品の試食もしました。
参加者の感想から
・塩の種類の多さにびっくり!
・みそ汁…薄くても素材の味を感じた。
・自分の舌で感じることが大事→たまには減塩食品を買ってみる。
・食べてみてから味を足す。(しょうゆやソースが付いてくると、なんでもかけていた。)
参考文献:
「頑張らない減塩」女子栄養大学上西一弘
「保健指導で高血圧パラドックスの解消へ」東京医学社
「高血圧治療ガイドライン(2019)」日本高血圧学会
おいしさと味の決め手となる塩
食品を腐敗から守ってくれる塩
おいしく楽しく、頑張りすぎない「らくらく適塩教室」を開催しています。
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お問い合わせ:木祖村役場 住民福祉課保健係
【電話】36-2001【FAX】36-3344【E-mail】hoken@kisomura.com
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