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自治体の皆さまへ

木祖村地域おこし協力隊員の6人から皆さんへのお便り Vol.020

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長野県木祖村

■見て来て聞いて協力隊!どんな活動しているの?
◇木祖村にお住まいの皆さまへ
現在木祖村では、坂口・平野・菅原・丸山・桒葉・井上の6人の隊員が、商工観光・アクティビティ・一次産業・農業・木工振興・お六櫛と、それぞれのテーマをもって、村の課題解決や地域力の維持・発展のため、日々励んでいます。今年度も残り半分ということで、今回のお題は「私と木祖村と冬と」です。

■一次産業を盛り上げる菅原りょうた隊員の〔農から始まるエトセトラ〕
◇冬の気構え
協力隊3年目の菅原です。今年の冬で3回目の冬となりますが、だんだん肌寒くなってきたのを感じます。去年は寒すぎてシャワーの先端が凍って破壊されました。木祖村の寒さには驚かされるばかりです。他にも寒さでサツマイモの保管が出来ず、去年は冬を越えることが出来ませんでした。今年はもみ殻や落ち葉などを用いて何とか冬を越えるように保管しようと考えています。冬が近づいているということは雪で遊べる時期が来たということです!新潟育ちなので冬のほうが好きで、夏のほうが苦手です。冬のほうが好きだと言いましたが木祖村の冬はマイナスの温度が当たり前の気候なので冬の寒さは堪えました。寒いですがウィンタースポーツのスノボで冬の時期を満喫したいと思っています。スキー場で見つけたら声をかけてください!ウィンタースポーツ大好き!

■木祖村農業に挑戦する丸山なつみ隊員より〔農を学びて時に之を習う〕
◇私が5人いればいいのに…
木祖村の冬は二回目となりますね。冬までになんとか畑を片付けて来年の準備を終わらせなければ、、、手が回らないことだらけで皆さんにご迷惑をおかけしてばかりで本当に申し訳ございません。努力が足りないことは認めますが、どうか見捨てないでほしいと願う次第。話が逸れました。来年度酒米を作るため、なんとか圃場を準備してから冬を迎えたい。今年は自分一人の勉強に偏らず、遊休農地の有効活用や公益的な営農組織の設立のために農閑期をどう生かすか考えて実行したい。農業委員さんや農業者の皆さんとお話しできたらいいのですが。ご多忙でしょうが、少しお時間いただけたら幸甚です。あとは赤カブ漬けを作って親戚に送りつけますかね。さすが木曽の漬物。昨年大好評でしたから。自分の冬支度は…まあ追々やっていきます。衣替えするほど服もないし。

■木工振興に携わる桒葉ひさよし隊員の〔モノ創りの村への道〕
◇木祖村へやってきて初めての冬
数年前木祖村の冬は寒いよ~そんな話を聞いた。いよいよ冬の木祖村に入りかかってきました。今年は夏が長かったせいか涼しくなったな~と思ったら急に来ましたね。冬は木工作業の使用が急激に変わるので冬支度を急ぎます。特に接着剤の保管と薪と毛布。冬は接着剤が凍る事もあるので自宅部屋に移動、緊急で冷蔵庫で保管することもありますが気温がマイナスまで行く地域特有ですね。薪は言わずもがなほとんど外の工房ではストーブ必須、水仕事もあるので薪はいくらあってもいいです。そして毛布家具の梱包輸送なので年中使いますが梅雨時期や冬季の製材した材料の保存で使います。そして大事なのは指サック、刃物仕事なのでグリップの効くグローブは使えないのでグリップの効く樹脂製の指サックで安定した作業を目指します。寒さならではの環境変化が起きるのは生活だけではないので風邪に気をつけながら木工事業頑張っていこうと思う冬の準備期でした。

■原体験を作り届ける平野らすかる隊員より〔活動冒険探求録〕
◇慣れずとも好きになりゆく
移り住みて4度目の冬。寒さがジワリと身に沁みて骨に応える季節の訪れに、慌てふためき身構えて腹をぐるぐる括ってます。口を揃えて行き交う人は「住めば慣れる」とおっしゃいますが、私の身体は頑なで、慣れる素振りを見せません。鹿児島生まれで南国育ちが所以でしょう。そんなこんなで未だに「寒さ」が苦手なままではありますが、気づけばいつしかおかげさまで「冬」を好きになってしまいました。真っ白な道路、ほかほかの肉まん、白銀の河原、子どもたちとの雪遊び、白化粧の木々、わいわい囲む鍋料理、ゲレンデの粉雪、ぐいっと嗜む燗の酒。木祖村で味わう美しい景色やおいしい体験に、心を鷲掴みにされたようです。大人になってからも「原体験」を楽しめる場所、木祖村。この魅力を皆に伝えることこそが、私のミッションです。これからも「子どもたちに原体験を届け続ける」を軸に、地域に根ざして活動します。

■職人を目指す井上けい隊員の〔移りて住みてお六櫛の里〕
◇移住してきてのこの冬の不安と楽しみ
木祖村の冬は初めてなので冬支度を進めています。移住してきた身ですので、雪かきの経験がなく、その道具なども手配しなくてはいけません。話によると木祖村の冬は厳しいとのことで皆さんのアドバイスで乗り切っていこうと思っています。ちなみに今までに頂いたアドバイスで印象的だったのが、家の中でテント生活すればなんとかなるというアドバイスです。やってみると意外と楽しいのかもしれない、と思っているので本格的に寒くなってきたら一度やってみようと思っています。櫛挽きの仕事は屋内で出来るので暖をとりながら仕事ができる、そういったところも魅力の一つなのかもしれないと思っています。こういった些細なことも紹介して、少しでもやってみたいと思える人が増えていけばと考えています。

この“お便り”では、私たちの活動や日常を「地域の皆さまに知ってもらいたい!」という思いで、お手紙をしたためるように、私たちの日々をお送りしております。なお、バックナンバーは、公式ホームページでも公開中!紙面の都合で掲載できなかったお写真や文章があったりなかったりします。見応えばっちり、フルカラーでお届けしておりますのでこの機会にぜひ是非お立ち寄りくださいませ。
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