■それは「しつけ?」「虐待?」
「しつけ」と称しての体罰や暴言等が、虐待として禁止されていることはよく知られていますが、近頃は「マルトリートメント」といって、体罰や暴言にまでいたらなくても不適切な関わり・養育をすることで、子どもへの精神的な問題の発生や、攻撃性の増加、親子関係の悪化、反社会的な行動の増加といったリスクが高まるなど「身体と心の成長や発達に悪い影響が出る」ということが科学的にわかっています。
「いかなる理由があっても虐待は認められない」とわかっていても、いろいろな状況や理由によって、それが難しいと感じられることもあるでしょう。子育てとは本当に大変なことです。でも子育ての大変さを保護者だけで抱えこむ必要はありません。少しでも困ったことがあれば、子どもサポートセンターにご相談ください。どうしたらよいか、一緒に考えましょう。
◇こんなこともマルトリートメントです!
■気づいてください!SOSのサイン
子どもへの虐待は、それぞれの家族が抱える問題に加え、地域での孤立などが背景にあります。虐待を受けている子どもは自分から「助けて」とは言いづらいものです。また、その親が虐待の事実を他人に告げることもほぼありません。子ども、保護者、家庭それぞれの様子にいつもと違ったもの、ことを感じたら、それは【SOS】のサインかもしれません。子どもたちを虐待から守るために、子育て家庭からの【SOS】に気づいてください。地域で「虐待かな?」と感じたら、子どもサポートセンター、児童相談所(下記二次元コード(本紙参照)、電話番号)にご連絡ください。
子育て中の保護者が孤立・孤独に陥ることのないよう、子育てを地域全体で支え、子どもの権利が守られる虐待のない社会を実現していきましょう。
■子どもサポートセンターLINE
相談をもっと気軽に!「LINE相談」
■児童相談所
たとえ勘違いだったとしても。「あの親子、大丈夫かな」と思ったら、迷わずご連絡ください。
◇児童相談所虐待対応ダイヤル
・通話料無料
・匿名でも大丈夫です
・お住まいの地域の児童相談所につながります
・秘匿情報は厳守します※一部のIP電話からは繋がりません
【電話】189(いちはやく)
問い合わせ先:子どもサポートセンター(子ども家庭支援課)
【電話】71-0450
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