◆子どもへの“言葉がけ”を少し変えることで親も子もハッピーに
毎日の育児で子どもを叱ってばかり…。子どもの寝顔を見ながら「今日もたくさん叱ってしまった…」と自己嫌悪になることはありませんか。
また、親自身、体調が悪かったりイライラしているときは、叱ってしまうことも多くなり、同じ「ありがとう」でも言い方は変わってきてしまいます。保護者自身が気分転換したり、ホッとできる時間や場所をもつことはとても大切です。
子どもへの言葉がけを少し変えることで、叱ることの多い育児の悪循環を改善する簡単な方法をお伝えします。
◇肯定的な言葉がけにする
「○○しちゃダメ!」と否定的な言葉を言われ続けると子どもは反発したり、失敗を引きずってしまったりしてしまいます。言葉を肯定的な言葉に言い換えるだけで印象がずいぶんと変わります。
△「走らないで!!」➡◎「歩こうね」
△「立っちゃダメ!!」➡◎「座ろうね」
◇CCQ ~Calm(カーム/穏やかに),Close(クロース/近くで),Quiet(クワイエット/静かに)~
大声で叱っても親の大声や表情に圧倒されるだけです。“穏やかな姿勢で子どもの近くに行き静かに伝える”ことが有効です。さらに具体的に伝えることで子どもはなにをすれば良いのかがわかりやすくなります。
△「ちゃんと片づけなさい!!」➡◎穏やかに「積木はこの箱に入れようね」
△「うるさい!!」➡◎子どもの近くで「声のボリュームを1に下げてほしいな」
◇25%で褒める
親からのほめ言葉と笑顔は子どもにとって最大のご褒美です!100%ではなく25%できたら褒めることで、子どものやる気はどんどんアップします。
「おもちゃを片づけてね」と声をかけたあと、子どもが少しでも片づけるそぶりを見せたら、
➡◎「動き出してえらいね!」、「すぐにお片づけ始められてすごいね!」(具体的に)
全部片づけてから褒めるのではなく、動き出した時点でほめることが大切です。
◇子どもをほめたあとに余計な一言や皮肉を言わない 親自身のうれしい気持ちだけを伝える
ほめたあとに否定的な言葉をつかってしまうと、せっかくのほめ言葉が台無しになります。ほめる時はほめて終わることで、子どもの次のやる気につながります。
△「片づけられてえらいね。でも次はもっときれいに片づけられるといいね。」
➡◎「片づけられてえらいね。とってもうれしいな!」
◇叱る前に親自身が一呼吸(3秒待つ)
本当に叱るべきことなのか一呼吸して考えてみましょう。その子どもの行動(失敗)は危険な叱るべき行動でしたか?少し間を置くだけで親の怒りも抑えられます。
子どもが飲み物をこぼしてしまった時、△「何やってるの!あーあ、もう!!」
➡◎3秒待って「こぼれちゃったね。どうすればいい?」
問合せ:子どもサポートセンター(子ども家庭支援課)
【電話】71-0450
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