文字サイズ
自治体の皆さまへ

家庭教育アラカルト ~日々、大切に思うこと~ (23)

10/48

長野県東御市

祢津小学校 教頭 金井 健
私たちは日々、多くの方と関わりながら生活をしています。また、私は職業柄、多くの子どもだちとも接しています。
私事ですが、毎日の子どもだちとの出会いの中で大切にしてきたことを、改めて考えました。
【笑顔】
人間関係を築く上で笑顔に勝るものはないと思います。赤ちゃんが「ニコっ」とすると多くの人は安心感と幸福感を覚えます。他にも笑顔でいることで、ストレス解消の効果もあるそうです。まさに、「笑う門に福来たる」その通りだと思います。人間関係の潤滑剤です。
でも、笑顔の一番すごいところは、笑顔は伝染し、その場があたたかくなるということです。
【本質】
私たちが何か行動を起こすときは、理由をもって行動しています。しかし、時に理由と行動が一致しないことがあります。
その行動を「なぜ?」という視点で考えることで、その行動に至った背景や心の動きを捉えることができると思います。目に見えていることだけでなく、その行動を起こしている根っ子の部分、心の動きに気づいていくことも大切だと思います。
また、「何のため」という行動の目的を考えることで、達成の手段がはっきりし、自分から行動しやすくなっていきます。
例えば「宿題をやりなさい」を「宿題をやることにどんな意味があると思う?」と考えさせることで、「分かるようになるため」という目的をもち、さらに「どうしたらよいか」という手段を考え、自分から行動できるようになると思います。
【無常観】
私なりには「いつも同じ状態のものはない。すべては移り変わっていくもの」という理解でいます。今という「時」を過ごすことで、いろいろな考えや知識、思いや体験など学びながら、この「時」の積み重なりが人を成長させていきます。
こういう意味でも、今日の自分と明日の自分は、明らかに違う自分になっています。子どもだちと関わるときに、「こうだから」と決めつけることなく、この「時」を日々、意識的に関り続けることで少しずつ成長し、必ず変わっていくものだと信じています。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU