■全国にとうみファンを増やす未来につながる取り組み
生まれた故郷や応援したい自治体に寄付することで、地方に貢献できる制度「ふるさと納税」。
“東御市の新しいファン”を増やすため、返礼品提供事業者や中間事業者として日々ふるさと納税に関わり、支える方にお話をお聞きしました。
◇始めてみてよかったことは?
若林:ふるさと納税は、農協さんへの出荷や個人への発送とは違い、そこに市が絡んでくれているというのが大きく、自分もこの市の一員となってPRできるんだっていうことをすごく感じます。使命感というか、そういう嬉しさがあります。
小林:最初の年はふるさと納税による注文は、30件ほどでしたが、フェイスブックで情報発信を始めたところ、それを見てふるさと納税をしてくれる方が増え、次の年には150件になりました。ふるさと納税がきっかけで直接購入してくださる方や東御市を好きになってくれている方が増えていることが嬉しいです。
柳澤:返礼品の提供を始めて今年で2年目になりますが、思っていた以上に注文があります。また自社のホームページを見てトウモロコシを注文してくれる方は多く、リピーターも出来ていて嬉しいですし、市PRに繋がっていると感じています。
山本:今年から中間事業者としてふるさと納税のサポートをしています。3年間地域おこし協力隊として活動していたことで地域と関係を築けていたこともあり、その繋がりから新規事業者さんの開拓ができています。
◇苦労することは?
若林:天候により出荷できるのかどうなのかという不安は常にあり、出荷が終わらないと解消されないという苦労があります。
小林:駆け込み納税時期である12月は注文が多く、野沢菜などのおやきの具がどれくらい必要なのか量や材料の発注調整をするのが大変です。
柳澤:農産物なので、品質管理はすごく気にかけています。ここ最近は、天候が読めないことが多いため、発送できる作物を維持することが大変です。
◇今後の展望は?
山本:新規事業者さんの登録を増やしていきたいと考えています。「東御市にふるさと納税して届いたものを食べたらとても美味しかった」、「知らなかったけど、ふるさと納税を通して東御市を好きになり、行ってみたいと思うようになった」とか、そういう嬉しい声が運営をしながら聞こえてきます。今後もより多くの方に市を知ってもらい、ファンになってもうらために新規事業者の登録を増やし、東御市のふるさと納税全体の底上げをしたいです。
若林:自分自身、これまで市政に関わる機会はほとんどありませんでしたが今は、ふるさと納税を通して、市のPRや収入に繋がっていることは感じられて嬉しいです。今後は、少しでも新規事業者さんが増え、同じ想いの仲間が増えればいいなと思っています。
小林:若い方が、東御市ってやっぱりいいなと思ってもらえるように、ふるさと納税を通して市をPRしていければと思っています。そのために私たちの想いが、若い農家さんや事業者さんに伝わって、「もっと市を盛り上げよう」・「いいもの作ってPRしよう」と思っていただければいいなと感じています。
柳澤:ふるさと納税を通して農産物の美味しさやお店を知ってもらうことも大切ですが、やはり東御市を知ってもらうことが重要です。ふるさと納税で市の収入が増えることは、住んでいる僕らの生活や今後の市を背負っていく子どもたちの生活にも通じていくものだと思うので、自分としてももっともっと盛り上げていきたいですし、同じ仲間が増えれば嬉しいです。
・柳澤(やなぎさわ) 大作(だいさく)さん
トウモロコシ農家
・小林(こばやし) 敬子(けいこ)さん
おやき生産者
・若林(わかばやし) 賢司(けんじ)さん
ぶどう農家
・山本(やまもと) 恵子(けいこ)さん
元地域おこし協力隊
ふるさと納税のサポート
◇返礼品提供事業者向け説明会
新たにふるさと納税の返礼品を提供したいと考えている事業者の皆さま向けに、説明会を開催します。
令和6年1月11日(木)
日時や場所等の詳細・申し込みについては市HPをご覧ください。
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