「空き家なんて自分には関係ない。」「空き家になっても何も問題はない。」そんなあなたに読んでほしい…空き家対策入門編。
◆登場人物
・巨ん太くん
今は東京でサラリーマン。東御市には巨峰農家の父がひとり暮らし。
・ぷるるちゃん
東御市で父と母と巨峰農家。
・地域おこし協力隊・吉井
空き家対策担当二年生。
※巨ん太くん、ぷるるちゃんの設定はフィクションです。
◆空き家を管理しよう!
巨ん太くん:そういえば父ちゃんが言ってたけど、うちの実家の二軒隣りの家がどうも空き家らしくて、防犯面で不安だな~って話をしてた。
吉井:そうだよね、心配だよね。
ぷるるちゃん:うちの倉庫代わりの空き家は、気づかないうちに雨漏りで床がひどいことになっていたわ。
吉井:あらら、大変!
「ご近所に迷惑をかけない」、「建物の劣化を防ぐ」など空き家の放置から起こる問題を予防する上で、『空き家の管理』はとても大事なんだって。
巨ん太くん:管理!?面倒くさそうだし、そもそも何をしたらいいのか…
吉井:「面倒くさくないよ!」とは言えないけど、放置すればするほど後々とんでもなく面倒くさくなっていくよ。
ぷるるちゃん:う~む、そうだよね。…で、どうしたらいいの?
◆専門家からのアドバイス
市と協定を結んでいる長野県宅建協会上田支部から「空き家の管理」のアドバイスをいただきました。
1、まず知らせよう!
空き家には監視が行き届かないため、近隣の方も不安です。空き家になることが決まった時点で、ご近所や自治会に連絡先やいつから空けるのか、どのくらいの頻度で帰ってくるのか等を伝えておきましょう。ご近所に伝えておくことで、家の様子を気にかけてくれます。
また、もしもの時に備え、不審者の侵入を予防する人感センサー付きライトの設置や、火災保険等に加入しておきましょう。
2、きちんと管理しよう!
月1回程度を目安にできるだけこまめに点検・手入れをしましょう(換気、掃除、雨漏りのチェック等)。また、大雨や台風、地震の後にも必ず点検をしましょう。
遠方に住んでいるなど、自身で空き家の管理が困難な場合は、空き家管理サービス会社等に依頼する方法もあります。
◆まとめ
将来使う予定がある空き家でも放っておくと、すぐに劣化してしまいます。当面使う予定がない場合は、誰かに住んでもらうことで管理の手間が省け、賃貸収入も期待できます。
いずれ使う時まで住まいを守るために、空き家の活用・管理をしましょう。
◆空き家相談会
空き家の相続問題や利活用方法、空き家バンクへの登録について、不動産取引や行政手続きの専門家等に無料で相談できます。事前予約は不要です。
日時:1月28日(日)午前9時30分〜正午
場所:東御市勤労者会館 2階 大会議室
問い合わせ先:企画振興課 移住定住・シティプロモーション係
【電話】64-5893
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