■特別会計・公営企業会計の決算
特定の事業を行うために一般会計と分けて設置される特別会計には、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療の3つがあります。
また、水道料金などの収益により運営される公営企業会計には、水道事業、下水道事業、病院事業の3つがあります。
各会計の決算概要は下表のとおりです。
※公営企業会計は消費税を含みません。
■市の財政を家計簿に例えてみました
令和5年度の一般会計歳入決算額(173億2,201万円)を年収524万円※として、これを基準に各科目を一般家庭の項目に置き換えたものです。
市の決算には様々な種類の歳入や歳出があり、一般的な家計簿とは内容が異なります。例えば「人件費」は、経常的な必要経費として「食費」に置き換えました。目安としてご覧ください。
収入:524万円(173億2,201万円)
※厚生労働省「2023年国民生活基礎調査」の1世帯当たりの平均所得金額を参考にしています。
支出:504万円(166億6,144万円)
差引残高(繰越金)20万円
■市の貯金は?
市の貯金に当たるものが「基金」です。過去5年の基金残高の推移は、下表のとおりです。
◇積立基金の推移
・なぜ貯金をするの?
大型事業の実施や、不慮の災害、収入が足りない場合などに備えて貯金をしています。
貯金は使用する目的ごとにしており、東御市には20種類の貯金があります。
■市の借金は?
市の借金に当たるものが「市債」です。過去5年の市債残高の推移は、下表のとおりです。
◇市債残高の推移
・なぜ借金をするの?
道路や公共施設を建設するときは、一時的に多額の資金が必要となるため、国や金融機関からお金を借りて事業を行っています。
また、借金の返済が複数年に渡ることから、建設した公共施設を利用する世代間で建設費を公平に負担する意味合いが含まれています。
◆[Check!]市の財政状況は健全?
令和5年度決算より算定した健全化判断比率と賃金不足比率は次のとおりです。いずれも財政の健全性を判断する早期健全化基準以下で適正な財政運営となります。
◇健全化判断比率(速報値)
※1 一般会計等の赤字の割合
※2 一般会計や公営企業会計等を合わせた市全体の赤字額
※3 市税等の年間収入のうち年間の借入金返済額等が占める割合
※4 市全体の借入金等の負債が市税等の年間収入の何年分に当たるのかを表す指標(100%が1年分に当たります)
◇資金不足比率(公営企業会計の資金に不足が生じているかを表す指標)
問い合わせ先:総務課 財政係
【電話】64-5901
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