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市民病院通信

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長野県東御市

◆人生会議 ~おもいを伝えるメモ~
みまき温泉診療所 所長 齋藤 文護

地域包括ケアシステムとは、高齢化社会に向けて、それぞれの地域にあった包括的なケアのシステムを地域単位で考えて充実させることです。よく鉢植えの植物に例えられます。鉢を支える土台の部分に「本人の選択と本人・家族の心構え」があります。みなさんが住み慣れた場所や希望する場所でどのように過ごしたいかを考え、そのおもいを周囲の大切な人に伝えることが重要になります。
人生会議を簡潔に言い表すと「自分のおもいを家族や医療・介護従事者に伝えるための話し合い」です。そのような話し合いを繰り返すことで自分の想いが周囲の人に伝わります。また、介護する家族があなたの想いを知っておくことで、あなたがうまく意思表示できなくなった時に、あなたに代わって治療、介護の方針を決断する家族が楽になります。
最期の時を穏やかに迎えるためにも必要な話し合いです。「トイレまで歩けなくなってオムツになった時どうする?施設に入所する?なるべく在宅で過ごしたい?どうしてそう思う?」などの問いかけを親や配偶者としてみてください。その会話が人生会議です。そして特に大切な質問が「どうしてそう思う?」です。この質問でおもいの本質がより理解できると思います。そしておもいは変わるので時々、繰り返し話あってください。
東御市では「おもいを伝えるメモ」を作成しました(右図)。
これは東御市のケアマネジャー、介護職員、薬剤師、医師、歯科医師が集まる多職種連携会議のメンバーで作成したものです。事前指示書やエンディングノートとは異なります。活用してみたい方は東御市地域包括支援センター(総合福祉センター内【電話】64-5000)まで連絡してください。

※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。

問い合わせ先:市民病院
【電話】62-0050

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