■今年3月をメドに卒業する隊員からごあいさつ
◇山村(むやまら) 健司(けんじ) 隊員
初めての長野県。3年前の春、彼は困難を覚悟で、夢への一歩を踏み出すべくこの地に降り立った。しかし、目標のワイン造りは、重労働や腰痛を言い訳にし、とうの昔にサジを投げており、退任の迫る彼はここに存在する理由を探していた。
「京都から遠いし電車も少ない、外食かて全然お店無いやん。それにクソ寒いわ!」
そんな思いとは裏腹に、笑顔でうんのわに詰めた日々…そこは海野宿が好きな人達が集う場所だった。地道な活動も気付けば、「ラジオ聞いたよ」「今年の海野宿検定はいつ?」そんな声を聞く事が増えてきた。
そう言えば、じぃちゃんバアちゃんの知り合いは沢山できたかもしれんし、海野宿マニアを2、3人は増やせたかもしれんなー。ここには人と人との温かい繋がりがあるし、もうしばらく東御市のいいとこ探してみよかな?(続)
◇仲野(なかの) 厚司(あつし) 隊員
「海野宿滞在型交流施設 うんのわ」に赴任して早3年。退任するにあたり、この間に気付いたことを3つ挙げたいと思います。
(1)海野宿橋の存在が海野宿で生活する人々にとって重要なこと
(2)堤防の桜並木が素晴らしいこと
(3)海野宿のみならず、東御市全体が非常に恵まれた場所で何不自由なく快適に生活できること
そんな素敵な海野宿で「ワンデイシェフランチ」「出張楽市楽座 in 海野宿」「古民家の集い」「六斎市」などなど様々なイベントをさせていただきました。いずれも思い出深いものとなっています。
至らぬ点は多々あったかと思いますが、地域、市役所、観光協会など皆々様が大変優しく接して頂いたこと感謝に堪えません。これからの海野宿が明るくなるようにと願いつつ、今後は陰ながら発展を応援させていただきたいと思います。
◇平島(ひらしま) 佳奈子(かなこ) 隊員
文化芸術振興担当として、約2年勤務させていただきましたが、東御市にはずっと前からいるような気がします。勤務させていただき、一番ありがたかったのは地元の方々とのつながりです。陶芸グループべとの皆さん、イベントの協力者など、業務を通じてつながった方々に温かく接していただき、知人のいないなか移住しても寂しいと感じませんでした。アパート、畑、市の講座を通じてお世話になっている方々からも、生活や農業について教えていただき、世界が広がりました。千曲川ワインアカデミーや協力隊などの縁からも、生涯の友を得ることができました。
移住して難点があるとすれば、他府県へ旅行に行ったとき、景色や食べ物について感動が薄くなったことです。卒業後は、有機野菜の栽培、ワイン造りを通じて、東御市の未来に貢献したいと思います。
■協力隊がYouTube 東御市チャンネルに出演予定!
地域おこし協力隊のメンバーが東御市クイズに挑戦!東御市についての豆知識や、難読地名などのクイズ番組の撮影を行いました。協力隊として働くことについての座談会も開催。移住者ならではの視点も聞けました。クイズや座談会の様子は後日、YouTube東御市チャンネルで動画を公開予定です。クイズは視聴者の皆さまも一緒に楽しめる内容になっています。お楽しみに!
編集担当:地域おこし協力隊 小林
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