文字サイズ
自治体の皆さまへ

家庭教育アラカルト(24)

28/47

長野県東御市

~笑顔のチカラ~
和小学校 教頭 横谷 智子

秋から冬にかけて、ぐんと日が短くなってきたある日。「最近やる気がでないなあ」「元気がない子どもが多いような気もするね」と職員室で話していたところ、「それはね、日照時間が短くなって、セロトニンという幸せホルモンが出にくくなるからなんだって」と、ある先生が教えてくださいました。
そこで、幸せホルモンについてインターネットで調べてみると、幸せホルモンにもいろいろなものがあるらしいことがわかりました。まずは教えてもらった「セロトニン」。やはり、日光を浴びることで分泌されるそうですが、残念ながら日照時間を私の力で増やすことはできません。
次にみつけたのが「エンドルフィン」。笑うことで分泌され、この物質が心に幸福感をもたらすということらしいです。確かに、生活の中に笑いがあふれていたらとても気持ちがいいし、涙を流すくらい大笑いしたらすっきりします。笑いには、心を元気にしたり、和ませたりする力があるのだと感じます。笑うことならばなんとか自分でコントロールできそうです。
戦争が続いていて、日本周辺でも不穏な動きがあったり、物価高騰で日常生活が大変な状況が続いたりして、「とても笑えるような状況ではない」と思われる方もおられることでしょう。私も、最近の生活の中で、お腹の底から大笑いすることが少なくなったと感じています。しかし、ちょっと頑張って笑顔を作ってみたり、ちょっとした冗談を言い合って笑い合えたりしたらいいのかなと思います。家庭なら家族みんなで、学校なら友だちや先生と、地域なら行事等で一緒に活動する人たちと、みんなで笑い合えるとみんながちょっとずつ幸せになれるということなのですから。
『君が笑えば この世界中に もっと もっと 幸せが広がる 君が笑えば すべてがよくなる』(AI『ハピネス』より)
家庭・学校・地域で笑う機会を大いに増やしたいと思います。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU