クルミ黒斑細菌病は、植物防疫法により「重要病害虫」に指定されている病気で、多くの発生例が市内で確認されています。その症状は、写真のとおり、葉や果実などに黒斑が生じ、これを放置すると、早期落葉や落果、黒色斑点による品質低下等を引き起こします。
現在有効とされている防除対策としては、下表「防除を行う適期」のとおり、年5回程度、「ICボルドー66D」の50倍希釈液を散布すること及び落果した果実や剪定枝などを焼却または埋設することです。また、剪定・整枝により風通しを良くすることも有効です(防除の適期は下表のとおりです)。地域全体で防除を行うと、病原菌の密度が低下し、発生が効果的に抑えられます。なお、日常の管理の中で果実や葉などに黒斑等の症状が確認される場合は、そのまま放置はせず、ほ場内に残さないように処理しましょう。
また、生育期後半に発病がみられる「クルミ炭疽病」に対しても8月上旬、9月上旬に「ICボルドー66D」の50倍希釈液を散布すると防除効果が期待できます。
防除に使用する動噴の貸出、または委託散布は、JA信州うえだ(【電話】62-3322)で行っていますので、希望される方はご相談ください。
◆防除を行う適期
※特に重要な期間
(6)(7)はクルミ炭疽病の防除期間
※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。
問い合わせ先:農林課 農政係
【電話】64-5894
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