市では例年、地域包括ケアシステムを構築するため保健・医療・介護等の関係者が連携し、地域の課題解決に向けた話し合いを行う地域ケア推進会議を開催しています。
令和5年度は、「地域の皆様が家族や身近な方、医療・介護関係者と人生の最終段階における意思を共有し、それを実現できるよう支援する」ことを目指すとして、人生会議について話し合いを行いました。講師に東御市立みまき温泉診療所所長 齋藤文護医師を迎え、「人生会議のススメについて」と題して、もしばなゲーム※を体験しながら人生会議について意見交換をしました。参加者からは、東御市版の人生ノートの作成をして、人生会議を行うことが当たり前になる地域づくりを目指したい、もしばなゲームを体験することで話しにくいことも話しやすい雰囲気になるといった意見が出されました。
東御市版人生ノート作成作業部会のメンバーを募り、12名で作業部会を立ち上げ、人生会議の実施方法や人生ノートの雰囲気、形式について5回にわたり話し合いを重ね、部会員のおもいが詰まった「おもいを伝えるメモ」が完成しました。
人生会議を行ううえで大切にしたいこととして以下のようなポイントがあがりました。(1)人生ノートを書くことが目的ではなく、あくまで誰かに伝えるツールにする(2)身近な方と毎年話しができると良い(3)「なぜそのように思うのか」を問うことを大切にする 令和6年度からは医療・介護関係者が担い手となり、地域の皆様と人生会議をする機会を増やしていけたらと思っております。
聞いてみたい、やってみたいという方は、地域包括支援係までお声がけください。
※iACPが制作。「人生の最期にどう在りたいか。」を考えたり話し合うことができるカードゲーム。
問い合わせ先:福祉課 地域包括支援係
【電話】64-5000
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