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地域おこし協力隊通信 Vol. 84

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長野県栄村

(中央地区担当 山田 慎)

昨年7月、栄村へ協力隊員として赴任してから8ヶ月が経ちました。今年は雪が少なく過ごしやすい冬でしたが、充実した日々を送ることができました。冬の間は農作業や販売などのメイン活動ができないため、さかえ倶楽部スキー場で活動しました。冬の期間は、協力隊退任後の活動についても考えを巡らせ、研修や他市町村の視察、村の方々との交流を通して、今後の栄村での活動イメージが徐々に明確になってきました。
また、村外での移住定住フェアへの参加、移住希望者との交流、村内の移住体験ツアー参加を通して、移住希望者の方々と多く話しました。その中で常に話題になるのが「雇用」と「生活」です。移住希望者は、どのような仕事があるのか、生活費はどれくらいなのか、買い物はどこに行くのかなど、生活に関する情報を求めています。
特に「雇用」問題は難しく、移住検討者にとって安定した雇用は重要な条件です。
もちろん、栄村には自然環境や伝統、村民の方々のお人柄などの魅力も多く、移住や定住、ふるさと納税、観光などに繋がるケースも多くあります。一方で、自給自足や自らの事業収入で生活できれば問題ありませんが、村内の雇用先や近隣市町村の求人は限られています。移住者は全国から選ぶため、安定した雇用は移住先を選ぶ際の最低条件の一つとなります。
また8ヶ月間の栄村での生活を通して、人手不足や後継者不足が加速していることを強く感じています。今後は、農業を中心としたメインの活動に加え、より移住者の方に選ばれる村になるための雇用活性化に向けた活動にも取り組んでいきます。
まだまだ志半ばではありますが、栄村の発展に貢献できるよう努力していきます

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