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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊通信 Vol. 86

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長野県栄村

(青倉地区担当 市川貴章)

~たくさんの初体験といいあんべぇ~

栄村へ着任したのは春が待たれる3月1日。辺りはまだ一面の銀世界。3月にはまとまった降雪も何度か経験し、雪が消えたのは4月になってからのこと。純白の苗場山、鳥甲山を望みつつはじまった栄村での生活は、私の人生において決して忘れられないものとなりました。
雪が消え、野山里山に草木が芽吹き、土からは先を急ぐように背を伸ばすさまざまな山菜。今まで目にしてきた調理済みのものとは違う本来のすがた。
公民館の庭先にある、小さく身近な自然でさえ、自分にとって初めて知ることばかり。山菜の「ふきのとう」と煮物の「ふき」が同じ植物であること。「つくし」と「すぎな」は地下で繋がっていること。「よもぎ」がお灸の「もぐさ」であること。
野沢菜漬けの煮物も〝ほうきんとう〟の味噌和えも、身の回りの恵みを大切にいただく日々の営み。
トラクターにも初めて乗りました!トラクターで田を耕す光景は街中の無機質な環境で育った私にとっては心惹かれる光景。トラクターから眺める眩しい新緑と残雪の山々。現代の農機の恩恵を受けつつ、大地を耕し、作物を育てる営みは、それ自体がまるで自然の一部であるような気になってきます。
協力隊の任期は最長3年。たくさんの初体験が待つ今後の3年ならあっという間かもしれない。~いいあんべぇだ~に後押ししてもらって、元気にやっていけそうです。

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