地域おこし協力隊通信 Vol.87

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(中央地区担当　山田　慎)

栄村にきてちょうど1年過ぎました。夏にはじまり、秋、冬、春と四季をまたぐ中で「1年ってこんな感じで過ごすんだ!」というのがようやく分かってきました。昨年は初めてのことばかりでしたが、少しずつ慣れた気がします。その中でも冬から春、春から夏へと変わる速さにはびっくりでした。
直近5月は田植えを行いました。稲刈りは昨年経験させてもらいましたが、田植えは初めてでした。田植え機が実働しているのを間近でみるのも初めてで、こんなに早く、こんなに大きな敷地の田植えができるんだと、驚きました。
昨年は教習所に通って大型特殊免許を取得し、これまで馴染みが少なく不慣れだった軽トラを中心としたマニュアル車の運転も少しずつできるようになり、皆さんの戦力に少しずつですがなれてきている実感があります。
これから栄村の中でも農業を現役で担える方が減り、使われない農地が増えていく現状を考えると、機械を使ってがっつり大きく農業ができる方が増える必要性をつくづくと感じております。色んな農作業に関わらせてもらう中で、自分もその一人としてもっと精進していきたいなと思うばかりです。田植えだけでなく、色々な農業の形を栄村では実践されてますが、まずは機会があれば選りすぐりせずに、様々な作物に関わる経験をしていきたいと思う今日この頃です。
協力隊の期間もあと2年。長いようであっという間な気がしています。栄村に少しでも貢献できるように、農業従事者としての基礎をしっかり身につけ、一人でも自分のような農業をしたい人間が栄村に来れるように、まだまだ至らない点も多いですが、成功体験や土台づくりに励みたいと思います。