◆白馬村長 丸山 俊郎
令和6年の新春を迎え、皆様方には希望にあふれる輝かしい新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
平素より、本村行政各般にわたり深いご理解・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年12月16日に発生した、白馬村黒豆沢土砂災害で被災された皆様におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。
白馬村といたしましては、早期の復旧・復興と安心・安全に生活できる環境づくりに向け、地域を上げて全力で取り組んでまいります。
また、近年全国各地で発生している自然災害は、年々激甚化しています。今後、いつ来るか予測のつかない災害に対して、一層の備えが必要であると強く認識いたしました。
新型コロナウイルス感染症は、感染症法上の位置付けが昨年5月に5類感染症に移行となり、個人の選択を尊重し、国民の自主的な取組をベースとした対応に変わりました。これに伴い、ようやく待ち望んでいた経済活動の再開が実現したところです。
白馬村は、いよいよ本格的なウィンターシーズンを迎え、恵まれた降雪とはいかないまでも、村内スキー場が早期にオープンできたことは大変嬉しく思います。
国内外から大勢の皆様にお越しいただき、白馬村の類まれな山岳自然環境と、地域の文化とおもてなしを存分に堪能し、「熱烈な白馬ファン」になっていただきたいと願っています。
地域の文化と白馬らしいおもてなしを、お客様に提供するのは、言うまでもなく私たち住民です。
旅行者の皆様の期待に応え、旅行満足度を向上させられるよう、住民の皆様それぞれの立場で、最大限のおもてなしを意識していただければ幸いです。
住民の皆様の一つ一つの取組と、この山岳自然環境、そして、先人の方々が築き繋いできた現在の白馬村こそ、持続可能な通年型マウンテンリゾート構築の礎となるものです。
この礎のもと本村は、「環境」、「子育て」、「デジタル」、「農業」、「健康福祉」及び「観光」のそれぞれの分野を重点事業として位置付け拡充し、第5次総合計画に掲げる将来像の実現に向けて、住民の皆様とともに全力で実行してまいります。
最後に、迎えた輝かしい年が皆様にとって、幸多き素晴らしい年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。
◆白馬村議会議長 太田 伸子
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、議会活動に対しまして温かいご理解とご支援を賜り、心からお礼申し上げます。
昨年12月16日にみそら野地区で発生しました土砂災害により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。そのような中においても、村民の皆様が、令和6年の新春を迎えられたことと、心からお慶び申し上げます。
この土砂災害では、幸いにも死者、けが人はいなかったものの、家屋の全半壊、住宅や道路等への土砂の流入等甚大な被害を及ぼしました。今なお避難指示は継続しており、避難エリア内の方々は、避難生活を余儀なくされております。議会といたしましても、行政と一丸となり、被災者への支援や復旧活動に尽力して参ります。
昨年を振り返りますと、猛威を振るっておりました新型コロナウイルス感染症も5月に感染症法の位置づけが2類から5類に移行し、行動制限等が解除され、グリーンシーズンは白馬村も大勢の観光客の賑わいが見られました。冬のシーズンも11月からの降雪により、11月30日から営業を開始したスキー場もあり、12月には多くの外国の方が訪れ、ようやくコロナ前の状況に回復し始めていると感じたところであります。
さて、白馬村では、全国的な課題・問題となっております、地球温暖化・少子高齢化に加え観光財源など、取り組んで行かなければならない多くの課題を抱えております。特に観光財源の課題では、行政が検討を再開したことにより、議会では昨年9月の議会定例会において、「新たな財源確保検討特別委員会」を設置しました。この委員会の中で、観光だけではなく、様々な財源確保について調査研究し、村へ提言等して参りたいと考えております。
また議会活動におきましても、多くの村民や団体との意見交換会を積極的に行っていきたいと考えております。
議会は、行政の事業・予算執行をチェックする機能を有しておりますが、時には、議会と行政が共に課題解決のための両輪となり、村民の皆様の生活の維持、村内経済が発展していけるよう共同することが必要であると考えております。
さまざまな課題や各種施策の決定にあたり、しっかりと議論を重ねるとともに、村民の皆様の声を行政に届けてまいりたいと思っております。
令和6年が賑わいのある白馬村となり、皆様にとっても夢と希望にあふれる輝かしい1年となることを願い、新年のごあいさつといたします。
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